局所麻酔だけだった。
最初にポートを入れる予定だった先生の説明では、私が腹痛が酷いから、真っ直ぐ上を向いて眠れないから、局所麻酔と睡眠薬を飲んでやりましょう。と言っていたから、そうするかと思っていた。なのに、、、
ベッドの背もたれを少し起こして、腹痛が酷くならない状態ににして、手術が始まって、目隠しされて、感覚ある中の手術だった。
怖くてたまらない。
顔や肩をぐーっと押さえられたり、ジュッと言ってから皮膚の焼ける匂い。何回も刺す麻酔注射の痛さ。
皮膚を引っ張られてるような感覚。
先生同士の会話。黙っていたいのに話しかけられ、回答しないとならない。
「固いなあ」「筋肉かな?」「ここは脂肪だな」「メス!」「チクッとしますよー」「痛かったら言ってくださいね」「この痛みは麻酔注射の痛みだから我慢して下さいね」「これ痛い?」「ここまで順調に来てますからねー」「大丈夫ですか?」

あー神様。早く終わって下さい。
早く。お願い!!

ようやく終わった。
ほぼ、放心状態。

迎えの看護士が来るまで、手術室の看護士やオペしてくれた先生と会話をする私。

 「すごいですね。皆さん。尊敬しちゃいます」私。
「慣れですね。やっぱり」と看護士。
「傷口はガーゼが貼ってありますか?怖くてまだ見れなくて」私。
「いえ。傷口は、ボンドで、コーティングされてるので、何も貼ってないですよ」看護士。
「え。抜糸とかなしですか?糸は溶けてくやつですか?」私。
「糸は中で溶けていって消えていくタイプになっているのでもう何もしなあですよ」先生。
「お風呂はもう入れますか?」私。
「入れますよ。明日からは」先生。

暫くして、迎えの看護士がきた。
「麻酔とかは無しでやられたんですか?」看護士。
「眠らせてくれなかったあー」私。
笑いが起きたが、笑えなかった私。

帰路、看護士に、局所麻酔と全身麻酔の安全性について話しを聞いた私。


緩和ケア病棟に着いて、ナースステーションから、お疲れ様の声。
「あー。怖かったー」涙が止まらない私。

母と旦那は、オペ前までいたが、帰ってしまっていた。夜、旦那は、息子を連れてくる予定。

こんなに泣けてくる程怖いなら、いてもらえば
良かったと後悔。

電話で話したが、涙声。

ブログ書いて自分を落ち着けます。
熱が少しある。37.2度。
どうか、変な病気になりませんように。
もう、こんな手術は、嫌です。(>_<)ゞ本当に。

髪の毛に、皮膚を焼いた匂いがついて気持ち悪いのに、明日まで風呂に入れない。嫌だなあ。
我慢我慢我慢我慢(>_<)ゞ(>_<)ゞ(>_<)ゞ(>_<)ゞ

よくがんばった!えらいぞ!わたし!
おつかれさん!