こんにちは、なっちです。
約4年間の不妊治療を経て、45歳で2020年5月に第一子の男の子を出産し、育児に奮闘中です。
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メリークリスマス!
と言いながら、内容はクリスマスと全然関係ないです…。これまで何冊か育児書を読んできて、自分の覚書きがてらレビューを書きたいと思いながらも、なかなか進まず。やっと一冊目です!
「アレルギーのない子にするために1歳までにやっておきたいこと15」
著者 古賀泰裕
出版社 毎日新聞出版, 2015
著者は、東海大学医学部の教授で、プロバイオテクス界の第一人者。プロバイオティクスって何だっけ?と調べてみると、
「腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」
出典: ヤクルト中央研究所
https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_2.php
とのこと。タイトルの通り、子どもをアレルギーにさせたくないと考える親に向けて、腸内環境の観点から書かれている。
アレルギーにならないためには体内の免疫が適切に働いていることが必要。そのために、腸内環境が重要な役割を果たすらしい。このあたりの詳しい仕組みはなかなか難解なのだが、本ではイラスト付きで分かりやすく説明されている。免疫については今のコロナ禍にも参考になるので、読んでいて面白い。でもすぐに忘れちゃうのだが…。
難しい仕組みはさておき、赤ちゃんの腸内環境には何がいいの?ってことで、いろいろできることが提案されている。経膣分娩、母乳育児、オリゴ糖や乳酸菌の摂取、潔癖すぎずない環境など。
私がこの本を読んだのは、出産後数ヶ月した頃だった。1歳までというタイトルから想像するに、赤ちゃんが産まれてからのことかなと思っていたら、妊娠中のことも書いてある。例えば、来たるべき出産に備えて、妊娠中から腸内環境を意識すべきとか。また、経膣分娩が良いとのこと。だけど、帝王切開だった私はもうどうしようもできない…。
でも、まだできることはある。この本を読んで、母乳育児を頑張ってよかった、まだまだ頑張ろうと思った。また、食事もオリゴ糖の多い野菜や果物を意識して取り入れたり。ベビーがあちこち舐めても、これも免疫つけるためなんだなと神経質にならずに済んでいる。
手っ取り早く何がいいのか知りたい!というだけならば本屋で立ち読みすればいいかも。でも何故それらがいいのか?と分かることで、自分の中での判断軸ができたことが良かった。
ということで、オススメ度は★4つ(満点は★5つ)です。