45歳初産 なっちのミドフォー子育てキロク -3ページ目

45歳初産 なっちのミドフォー子育てキロク

不妊治療を経て、45歳で第一子を出産。子育て奮闘記録を綴ります。現在46歳、アラフィフと呼ぶのはもう少し待ってください(笑)。

こんにちは、なっちです。
約4年間の不妊治療を経て、45歳で2020年5月に第一子の男の子を出産し、育児に奮闘中です。

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生後16日目。併設の小児科と授乳相談のはしご受診。小児科ではおむつかぶれと、お臍を診てもらった。

小児科が終るとまだ授乳相談までには40〜50分くらいある。新生児ということで、個室に通してもらえたので、お願いしてそのまま待たせてもらう。母と一緒だったのだが、お腹空いていそうだし、まだ時間があるからと、ミルクを飲ませた。

これがいけなかった。いや、結果オーライだったんだけど…。間もなくベビーは寝落ちしてしまった。

その後、隣の産院へ。一昨日とは別の助産師さんで、出産の時に担当してくれた主任さんだった。

「赤ちゃん、寝ちゃってますね…、お腹空いてないかな?」と助産師さん。
「この前に小児科にかかっていて、その後時間がまだあったからミルク飲ませたんですが…」
「あらぁ、その時間だと今ちょうどお腹いっぱいで寝ちゃってますねぇ。飲ませずに来てくれたら良かったのに」
ガーン!失敗した…!

とりあえずベビーはそのままにして、しばらく話を聞いてもらった。どうやって授乳しているのか、困っていることなどを話した。すると、
「おっぱいが張ってるってわけでもないし、初乳は飲ませたわけだし、ミルクに切り替えてもいいんじゃかいかなと思いますよ」と、まさかのミルク推し!
「赤ちゃん預けるとか、乳腺炎を繰り返すとかで、ミルクを希望する方もいます。ミルクにしたくても、おっぱい張ってると乳腺炎にならないようにするのが大変なんですけど、なっちさんの場合は張ってるわけでもないしね」と。
はい、ヘタレおっぱいです…↓と落ち込む。

でもまだ諦めるのは早くないか?!と諦めの悪い私は心の中で思う。実は、母にもミルクでもいいじゃない、そんなにおっぱい(乳頭)痛いのなら、無理しなくていいじゃない、と言われていた。母の時代はミルクが奨励されていたようで、私も妹もミルク育ちなのだ。パートナーにも、飲まないのはベビーのせいだから、あまり自分を責めないで、ミルクにしたら?と言われていた。でもね、せめて新生児時期くらいはがんばりたいのだよ。。

と話したり考えたりしているうちに、ベビーがちょっと目を覚ましてウニャウニャ言い出した。

「あ、ちょっと起きましたね?まだ眠そうだけど、授乳してみましょう」と助産師さん。
良かった、この方やる気がないのかなと思ったけど、診てもらえるんだ!と、そそくさとおっぱいを出す私。

しかし、出産直後はおっぱい見せてください、出してくださいと言われると、恥ずかしい…って思っていたけど、慣れるもんだな。今やもう自然にほいほいと出しちゃう(笑)。

一昨日教わったとおり、自分で先っぽを軽くマッサージして、縦抱きで飲ませてみるが、飲まない。そこで助産師さんのマジックハンドだ。さすがに半寝だったので、一発ではなかったものの、2、3回もやったら飲みはじめた!

「やっぱり助産師さんにやってもらうと飲むんですよ!どうやってやってるんですか?!」
聞けることは全部聞いておこう!と前のめりで質問した。前回は気持ちが凹んでいたので、聞く元気もなかったが、助産師さんなら飲む、という事実が私の背中を押してくれた。

ベビーの口からおっぱいを外して、もう一度やって見せてもらう。ベビーのお腹が満たされていたのが逆に良かった。お腹空いていたらかわいそうだったし、たぶんギャン泣きしちゃって外したり咥えたりなんて何回もできなかったと思う。

そして詳しく観察&説明を聞いた。分かったのは、ラッチオンの仕方の違い。

乳輪のちょっと上あたりをつまんで、ベビーの口の上顎に当てるようにふくませる。この時、舌が下っていること。すると吸てつ反射が起きて、チュッチュと始まったところで手を外す。

コツを聞いて、自分でも試してみた。これまで、私はふくませ方が浅かったのと、手を外すのが早すぎた。思っているよりも奥に、そして長めにふくませるのが大事だったんだ!

これはすごいコツをまた教わった!いけるかもしれない、と私は手応えを感じながら、一方の助産師さんは
「無理しないでね、今のミルクは質がいいし、赤ちゃんは問題なく育つからね」と慰めてくれながら、産院を後にした。

結果、
・授乳前の先っぽマッサージ
・縦抱きポジション
・ラッチオンは深めに&長めに
この3つで、母乳育児はその後起動に乗ったのだ!!

その後も試行錯誤しながら、4ヶ月健診では母子手帳の「混合」ではなく「母乳」のところに丸をしてもらい、完全母乳となっていた。

でも、この試行錯誤はそれなりに大変で、体重増加量も見ながらのミルク併用、白斑、乳腺炎、乳頭の血豆などなど…いろいろあった。これらもまた今後記事にしていこうと思う。

念を押しておくと、ミルクが悪いわけでもないし、私自身ミルク育ちだし、今も預ける時などミルクを使うこともあるし、ミルクを否定している訳ではない。感じ方は人それぞれだけど、私の場合はおっぱいをあげることに強く幸せを感じるオキシトシン体質だったから、頑張って良かったと思う。

母乳育児が上手くいってなくて、でも頑張ろうとしている方へ。オカルト情報に惑わされず、助産師さんにアドバイスもらいましょう!その時、わからないことは具体的にしつこく聞きましょう!私の場合は書いた通りのコツで起動に乗ったけれど、それぞれのおっぱいに合った飲ませ方、やり方があるはずです。