『県庁おもてなし課』の感想 | Nシネマ

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世の中、空前の有川浩映像化ブーム。
『図書館戦争』に続き、観てきました。



●あらすじ
観光の促進を円滑にするために高知県庁は「おもてなし課」を設立。若手職員・掛水(錦戸亮)を中心としたメンバーたちが何をすべきかわからず困惑していると、地元出身の作家・吉門(高良健吾)から役所気質と民間感覚のズレを痛烈に批判される。発奮した掛水は柔軟な発想力を持つアルバイトの多紀(堀北真希)と共に、本当のおもてなしを見つけ出すべく奔走する。


原作は読んでいません。
うーん、これはちょっと期待はずれでしたねー。
なんか全体にメリハリがないというか・・・

特に、役所と民間のズレをもっと大げさに描いてほしかったな。

流行作家の吉門が電話口で指摘したことが当たっていて
電話口でみんなで驚く、だけじゃもの足りないです。

多紀の言動が、自分たちに必要な民間感覚だと気づくところも
もっと「そうそう!」と思いながら見ていたかったし。

それに
かつて観光PRの事で県庁を追われた清遠(キヨトオ=船越栄一郎)と
県庁の確執とか、
掛水と多紀との進みそうで進まない関係とか
清遠の娘の佐和(関めぐみ)と吉門の関係とか、
いろいろエピソードはあるのにどれも印象が薄い・・・


唯一 船越栄一郎がすごく存在感があってカッコよくて、
彼のおかげで映画がひきしまっている気がしました。


こういう題材だと、どうしても映画『県庁の星』と比べちゃいますねー。
あれは見事に、民間とのズレを描いて、痛快だったもので。
http://www.youtube.com/watch?v=AWCkud2cMHE


あと、高知で地域活性化っていうと
同じ高知が舞台のドラマ『遅咲きのヒマワリ』もよかったしねー。


これも図書館戦争と同じで、原作を読んでからの方が
よかったのかな?と思いました。