大人の発達障がい 


最後のおこづかい 


父はパチンコで勝てば

余った小銭を次女にくれました

次女はそのお金を貯金箱へ入れます


孫が遊びにくれば

おこづかいをくれていました


そんな父が最後にくれたおこづかいが

病床で次女にくれたお金でした


もう話すのもしんどくて

おぼつかない手で財布から

お札をゆっくり数えながらでした


自分が使うことのできなかったお金

それを孫たちへ渡して

最後に次女がもらいました


この時の父の顔、手先を

思い出すと毎日泣けます


最後に父がくれた次女へのおこづかいは

その時のまま私のスマホへ

はさんでいます


毎日泣きながら思うことは

たとえ一円でもお金は粗末に

してはいけない、です

粗末にしていたつもりはありませんが

財布にすぐいれないで

その辺においたりはありました

これからはお金はすぐ財布にいれます

そして、自分で使えなかった父を

思い出すことでしょう

もしかしたらお金を見るたび

泣くかもしれません


泣いてばかりでごめんねお父さん


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