◎食育講座〜6時間目〜 | *afferrare la fortuna per i capelli*

◎食育講座〜6時間目〜

こんばんは~音譜

本日も食育講座開講ですヾ(@°▽°@)ノ

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6時間目は、栄養素と栄養の違いと代謝と栄養について、栄養素の種類と働き、食事摂取基準についてです。


まずは、栄養素と栄養の違いと代謝と栄養についてです。

人間は、自分自身でエネルギーを作り出せないため、毎日の食事で栄養素を摂り入れ、それを体内で燃やし、活動のためのエネルギーに変えています。

このシステムのことを代謝といい、体温を調節したり、呼吸したり、心臓を動かしたりと人間の体にとって非常に大切な役割を担っています。

また、このような生命の維持していくための一連の生命活動のことを栄養といいます。
この生命活動のために食べものから摂取される栄養成分が栄養素です。
45~50種類ある栄養素をバランスよく摂取することが、健康への最低条件といえます。
しかしながら、偏食などにより食生活のバランスを崩しやすい時代。栄養過多・栄養不足となっている状況も多々みられます。

食べ過ぎると過栄養となり、それが続くと肥満になります。
肥満は生活習慣病をはじめ、多くの疾病の原因になります。
反対に、栄養素が不足すると、栄養不良になります。
大人、子どもも問わず栄養不良が続くと命の危険があるので、バランスのとれた食生活をすることが重要です。


栄養状態がよい
・消化、吸収、代謝がよい
・健康
・元気に活動できる
・筋肉の発育がよい
・食欲がある
・顔の血色がよい
・夜、よく眠れる(睡眠状態がよい)
・健康診断検査値が正常


栄養状態が悪い
・消化、吸収、代謝が悪い
・健康ではない(疾病がある)
・元気がなく、活動的になれない
・筋肉の発育が悪い
・食欲がない、食べ過ぎてしまう
・顔の血色が悪い、目の下にクマがある
・夜、よく眠れない(睡眠状態が悪い)
・健康診断検査値に異常がある






食の話題で必ず登場するのが、エネルギーやカロリーでしょう。
エネルギーとは、生きていくのに必要な力のことで、基礎代謝エネルギーとも呼ばれています。
その大きさを数値で表したのが、カロリーです。
1カロリーとは、1気圧のもとで1グラムの水を1度(14.5度から15.5度まで)上昇させるために必要な熱量(エネルギー)を指します。

栄養学では、通常カロリーの1000倍となるキロカロリーを基本単位として使用しています。
糖質とたんぱく質は1グラムあたり4キロカロリー、脂質は1グラムあたり9キロカロリーの熱量があります。


次に栄養素の種類と働きについてです。

栄養素とは、食べものに含まれている特有の成分のことで、45~50種類あるといわれています。
主な働きとしては、エネルギー源になる、体を作る、体の調子を整えるの3つに分けられます。


私たちが生きていく上で必要なエネルギー源になる栄養素は、炭水化物・脂質・たんぱく質三大栄養素と呼ばれています。

この三大栄養素にミネラルとビタミンを加えたものが生命活動の基本になる五大栄養素です。

ミネラルは、必要量がとても少ないので微量栄養素と呼ばれることもあります。

また、最近では食物繊維を第6の栄養素と呼ぶこともあります。




体内に摂り込まれた栄養素からは、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーから作られます。
このATPを大量に作り出すしくみがTCA回路で、別名「クエン酸回路」と呼ばれているものです。



回路がうまく回らないなどの不具合があると、エネルギー不足によるだるさ、集中力の低下などの症状が引き起こされます。

このように、体を動かすためにはさまざまな栄養素が影響し合っています。
多すぎても少なすぎても健康障害が起こります。


最後に、食事摂取基準についてです。

健康な生活に必要なのは、適切な摂取エネルギーとさまざまな栄養素。
その目安となるのが、厚生労働省が策定している日本人の食事摂取基準で、一日に摂りたい栄養素の量を示しています。




この基準の特徴は、生活習慣病の発症予防とともに、重症化の予防も含めて基準が示されている点です。


食事摂取基準では、各栄養素の不足の有無や程度を判断するために、エネルギーでは推定エネルギー必要量が用いれられていますが、その他の栄養素では
推定平均必要量、推奨量、目安量、目標量、耐容上限量の5つの指標が使われています。





これらはエネルギーや各栄養素の摂取量の多少による健康障害や、生活習慣病を予防するため、欠乏だけに対処するのではなく過剰摂取にも配慮した範囲で示されているという特徴があります。




長くなりましたが、以上で6時間目を終わります♪
7時間目もお楽しみに☆



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