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日本シナリオ作家協会様から
ご依頼を受けて、
わたしが書かせて頂きました
恩師の柏倉先生の追悼文掲載されました




書店やAmazonで購入出来ます

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今日は、セリフの確認だけ。
 静かに整える夜

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次回ロングラン公演に向けて、
私が強く意識しているのは、
作品選びだけではありません。

 もちろん、演目は重要です。   

けれど、
それ以上に私の視線が向いているのは、
共に舞台を創る
「稀有な役者」との出会いです。 


芝居が巧い役者は、確かにたくさんいます。
 技術も経験も申し分ない人は、
珍しくありません。



 けれど、私が探しているのは、
 巧さの先にあるものです。 


稽古に入り、役に触れた瞬間、空気が変わる。

 テンションが跳ね上がり、
集中力が異常な密度で立ち上がる。 

 それは、気合いや気分の問題ではありません。  

 役を生きる覚悟が、
最初から身体に入っているかどうか。 


 一見すると、普通に見える。
 派手でもない。
 自己主張が強いわけでもない。
 けれど、
 舞台の端で、ほんの一言、台詞を発しただけで、視線をさらってしまう。


 「ああ、こんな役者、めったにいない」 
そう思わされる瞬間があります。




 
 人を引きつける力は、
 教えて身につくものではありません。 

演出で作り込むものでもない。 
 ただ、そこにある。



 だからこそ、
 演出家としての私のスイッチが入る。

 「どう料理するか」ではなく、
 「どこまで引き出せるか」
 この役者の持っているものを、
 どこまで舞台上で解放できるのか。 


 それはプレッシャーではありません。

 演出家として、最も贅沢な時間です。





 テンションやモチベーションが高い役者は、
 「間違えないこと」を最優先にしません。 

 正解を探さない。
 安全な選択をしない。
 もっと大胆に、もっと自由に、
 役の奥へ踏み込んでいく。



 恩師・柏倉先生は、かつてこう言っていました。


 「役者なんて、ただ舞台で輝けばいい」 

 乱暴な言葉に聞こえるかもしれませんが、 


要するにこういうことです。
 舞台の上で、すべてを証明しろ。


 私は、その言葉をずっと信じています。




 普段の私は、
決して派手な人間ではありません。けれど、
 舞台の話になると、
 演出の話になると、
演技をすると、
 別人のようになる。


 それは、稀有な役者と出会い、 
その瞬間に立ち会ってきたからです。


 次回ロングラン公演では、
 そうした「めったにいない役者」と
共に、 
 密度の高い舞台を立ち上げます。


 人数を揃えるためのキャスティングでは
ありません。  
名前のためでもありません。
 舞台が、確実に面白くなる人間を立たせる。 
 

 その一点に、私はこだわり続けます。
 次回公演は、 
その“眼”がはっきりと見える舞台になります。
















吉三寿華秀さんが
選んでくれた浴衣(稽古着)の出番です❤️ᩚ







 次回公演情報



【柏倉敏之 追悼公演】

 


超大作ロングラン公演に向けて 

長年にわたり、私に演劇の核心を教え続けてくださった
柏倉敏之先生。 

その先生への追悼の想いを胸に、
シェイクスピアアクターズカンパニーは
新たなロングラン公演を立ち上げます。、


 これは、
「作品を並べる企画」ではありません。
私自身が、俳優として、そして総合芸術監督として、
これまで生きてきた時間と向き合い直すための舞台です。


 人は、なぜ生きるのか。
なぜ愛し、なぜ傷つき、
それでも、なぜ赦そうとするのか。

 同時に、
なぜ人は迷い、恐れ、
欲望に振り回され、
誰かを傷つけてしまうのか。


 人間は、綺麗な存在ではありません。
弱く、愚かで、
目を背けたくなるような
負の側面を必ず抱えています。


 それでも人は、生きようとする。
それでも人は、愛そうとする。 

それでも人は、赦そうとする。

 私は、その矛盾ごと舞台に立ち上げたいと思っています。 



上演作品について 


今回のロングラン公演では、
以下の三作品を上演します。


 『ちどり』(智恵子抄より)/柏倉敏之 作
沈黙の奥で震える、魂の輪郭。
言葉にならなかった想い、
抑え込まれてきた感情、
人間の内側に沈んだ痛みを、 肉体で立ち上げる作品です。 

 『近代能楽集』/三島由紀夫
美しさと狂気、
崇高さと破滅。
人間の精神が極限まで追い詰められたとき、
何が露わになるのかを突きつけてくる作品群です。


 『マクベス』/ウィリアム・シェイクスピア
欲望、権力、恐怖、孤独。
人間のもっとも

醜く、
もっとも弱い部分が剥き出しになる

悲劇。 



その先に、赦しはあるのか――
私はそこに向き合い続けたいと思っています。



 ■ 人間の深層を描くということ 


これらの作品は、
人生の表層をなぞる物語ではありません。
成功や幸福だけを描く舞台でもありません。
人間の美しさだけでなく、
弱さ、愚かさ、醜さ、
そして目を背けたくなる負の感情までも含めて、
「人間とは何か」を問い続ける作品です。


 生きるとは何か。
なぜ、人は愛するのか。
なぜ、人は傷つけてしまうのか。 


それでも、どこまで人を赦すことができるのか。
この問いから、
私は逃げたくありません。


 ■ ロングランという選択 


ロングラン公演は、
決して楽な選択ではありません。
積み重ねること。
毎回、同じ問いと向き合い続けること。

 俳優も、作品も、
誤魔化しがきかなくなっていく形式です。 

それでも私は、
この形を選びました。


 柏倉先生から継承した
演劇の精神を、

 一時の熱ではなく、
時間の中で磨き続けたいからです。


 ■ 最後に
芸術監督として、
そして俳優として。
  

この舞台に、
私の覚悟と人生を捧げます。
綺麗ごとでは終わらせません。
成功したふりもしません。
生きている人間を、
生きている舞台として描く。
そのためのロングラン公演です。
これから、このブログでも
公演のこと、募集のこと、
稽古のことを少しずつ綴っていきます。
同じ問いを抱えながら生きている方に、
この舞台が届くことを願っています。




■ 出演者募集について



― 共に “生きる舞台” を創る仲間へ ―


今回の追悼公演では、

共に作品と向き合い、舞台の中心で“生きる”覚悟を持つ俳優・表現者を募集いたします。


● 募集人数



  • 主要キャスト:8名

  • 補助要員(新人枠):3名

  • 演出助手・スタッフ:若干名


※18歳以上

※経験よりも「姿勢」を重視

※稽古と本番に責任を持ち、誠実に取り組める方


一般公募のオーディションに加え、

これまでの活動から“この人と創りたい”と感じた方には、

こちらから推薦・ご案内をお送りする場合もあります。


俳優に求めるのは、

「上手さ」ではありません。

舞台上で誤魔化さずに“生きる”勇気です。


この時代に生きる私たちだからこそ、

立ち上げられる表現があります。

声を、身体を、そして人生そのものを舞台に投影できる方と

出会いたいと思っています。




■ 最後に


柏倉先生から継承した演劇の精神を、

私はこの公演に全て注ぎます。


ただの追悼ではなく、

“未来へつなぐ芸術公演” として

新たな俳優、新たな表現者、新たな命が集まる舞台にしたい。






📩 応募・お問い合わせ


sibakimi1600@gmail.com

 

この場で一緒に生きてみたいと感じた方は、

お気軽にご連絡ください。