○待ちに待った開幕戦

この日曜日は町田の野津田陸上競技場へいってきました。
これで3週連続の野津田通いですw

目的は待ちに待った町田ゼルビアのJFL開幕戦。
町田ゼルビアは同じ東京の横河武蔵野を迎えます。
横河武蔵野とは昨年1勝1敗、どちらの試合もロスタイムの劇的なゴールが勝負を決めています。
今年こそは「Jの門番」を撃破したいところです。

開幕戦ということでメインスタンドから観戦です。

こちらの東村山焼きそばというスタジアムグルメで腹ごしらえです。

nabetti2116 気の向くままに

ゴール裏からは鳴り物や掛け声のチャントが響いてきます。
いよいよサッカーのある日常が戻ってきたなぁと感慨もひとしおです。

町田市長、武蔵野市長の挨拶が終了後、いつものカッコイイBGMの中での選手紹介、そして選手入場…

nabetti2116 気の向くままに

いよいよ町田ゼルビアの2011年シーズンのキックオフです。

nabetti2116 気の向くままに


○攻めあぐね少ないチャンスをものにされた前半

前半は攻める町田に受けて立つ横河武蔵野という展開になります。
町田は昨年と同様に選手の足技と細かいパス回しで攻め立てるものの、こちらも昨年同様に堅固な横河守備陣にあと一歩というところで阻まれてしまいます。

そうやって攻めあぐねているうちに横河武蔵野に数少ないチャンスをものにされてしまいます。
横河の攻撃に対して町田の守備陣が引いてしまったところを、#4の瀬田選手に豪快なミドルシュートを決められてしまったのです。
一か八かが当たった、そんな感じで致し方ない部分もあります。

それ以降も町田は積極的な攻撃がなかなか得点に結びつかず、0-1と追う展開で前半を終了します。

nabetti2116 気の向くままに

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○素早い攻めで追いつくも繰り返された悲劇…

後半も早々に町田が素早い動きで猛攻を仕掛けます。

鋭いドリブルで前線に押し上げた北井選手がペナルティーエリアに上げたセンタリング。
そこから生じたゴール前での混戦の中、ディミッチ選手がゴールに押し込んだのです。
公式戦、新生野津田での町田ゼルビア初ゴールで横河武蔵野に追いつきます。

この後も町田がイケイケムードで攻め込みますが、そこは歴戦の猛者、Jの門番、高い守備力の横河武蔵野、紙一重のところで食い止めます。
町田も勝又選手の突破で絶好機を作りますが、惜しくも得点できません。
こうして攻撃に時間と人数をかけているうちに、悲劇は繰り返されたのです。

後半45分になったあたり、町田守備陣が手薄になったところを横河武蔵野がカウンター気味に攻め込み、最後は#11関野選手が難しい角度からシュートを打ち込んでゴールを決められました。
これも敵ながら天晴れとしか言いようがありません。

最後、町田ゼルビアもセットプレーからチャンスを作りましたが、昨年の焼き直しのように相手GKの#1飯塚選手の好セーブに阻まれてそこで試合終了のホイッスル。

町田ゼルビア1-2横河武蔵野と開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。

nabetti2116 気の向くままに

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○見えた課題と光明

今シーズン早々、町田ゼルビアは門番横河武蔵野の壁を破れませんでした。
しかし長いシーズンは開幕したばかり。
まだまだ悲嘆にくれる時期ではないですし、そういうヒマはありません。
監督が変わったからと言って急に強くなるほどサッカーは浅はかではありませんし。
何事も切り替えが大事です。

次節までにはこの試合で良かった点(鋭い攻撃と集中力の高い守備)を伸ばし、悪かった点(決定力と意外性のある動き)を改善し、勝利に結びつけてほしい。
そんなことを考えています。

次節は昨年の最終節で攻め合いに屈したMIOびわこ草津。
ポポヴィッチ監督の下、徐々にその全貌を見せつつある攻撃的サッカーで今季初勝利を期待しましょう。

それととりあえず今は無事に開幕戦を迎えることができたこと、サッカー観戦を楽しめることを素直に喜びたいと思います。


○もうひとつ
今季は競技場へのシャトルバスが運行していません。
野津田車庫までのバスは増便されていますが、それでもバス停から急な山道を登らなければならず、厳しい道程です。

私みたいに健康な人間はいいですが、サッカー観戦はそういう人たちだけのものではありません。
競技場には高齢者や障がい者、乳児を伴った家族連れ、妊婦もきっと来るはずです。
私の来た山道が果たして彼らに優しいものなのか、一目瞭然です。

車で来ればいいという意見もありますが、野津田は無料駐車場の上、キャパが少ないと聞きます。
しかもバスがこういう状況なので、車で来る人は沢山います。
大渋滞、最悪満車で入れなくなるという負の連鎖が生じてしまいます。

また、観戦に来たライトユーザーや非ゼルビアサポからもTwitter上で厳しいコメントを残しています。
(そんな彼らも負けた町田ゼルビアの選手たちには一定の評価を下しています。)

私が町田ゼルビアを追いかけ続けようと考えた理由の一つに野津田特有の温かみのある雰囲気があります。
(「ホスピタリティ」というものでしょうか)
その万人が楽しめる雰囲気だからこその町田ゼルビアであり、野津田だと思います。
なので、今季クラブが下したシャトルバスに関する決断には落胆を隠せません。
それには複雑な事情があったにせよ。
そしてその落胆は3000人弱と開幕戦にしては寂しい観客動員数にも現れていました。
(私は目算で2500人くらいと思っていたので、その時は妙に安心していました)

厳しい言い方をしますが、Jリーグから「ダメ」と言われてからでは遅いのです。
それでは昨年の教訓が全く活かされていないと言われてもしょうがないです。

競技場へのアクセスについて、今季中に何かしら良い兆しがあると信じたいと思います。
というか信じるしかなさそうです。