房総のむらも終盤です。

最後は歴史的建造物を訪れました。


こちらは旧御子神家住宅です。

nabetti2116 気の向くままに

安房地方の中規模の古民家だそうです。

たしかにそれほど大きくもなく、造りも地味というか至って一般的です。

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なお、国の重要文化財に指定されています。


こちらは旧平野家住宅。

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先程の旧御子神家住宅と比べて大きい感じがします。

さすが身分の高い名主が住んでいただけのことはあります。

身分の高いものにだけ許されたであろう玄関もどっしりとあります。

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また、室内も広々としています。

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それと裏側にはトイレもあります。

さすが名主の住宅。

ちなみにこちらの古民家、千葉県重要文化財に指定されています。


歴史的建造物の最後はこちら。

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この大きな建物、旧学習院初等科正堂です。

いわば講堂です。

国の重要文化財に指定されています。

元々は東京にあったものを、この地域に下賜されたそうです。

洋風の外見ですが、木造建築です。

建物の中は講堂しかも木造というだけあって、厳かな雰囲気が漂っています。

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歩くたびに軋めく床の音、窓ガラスを叩く風の音、そして閑寂な雰囲気が風情を感じさせます。

旧学習院だけあって、一つ一つの造りが立派です。

柱、扉、窓、天井、カーテン…

そして極めつけはこちら。

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菊の御紋です。

皇室御用達の学校だけのことはあります。


ちなみに、歴史的建造物ではありませんが、近くにはこんな物もありました。

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古墳跡を修復し、埴輪を置いたりして、古墳時代当時の姿に再現されています。

数多の種類の埴輪が四方八方に置かれている様子はなんとも圧巻です。


これで房総のむらの訪問は終了しました。

こういう風にして本の中だけではなく体験して歴史や建築を学べるのはすばらしいですね。

ハコモノ財政だとか賛否はあるかと思いますが、こういう施設が少しでも増えてくれればなぁと感じました。


次は帰路の記事を軽く書くことにします。