今までの成長モデルとは、「より優れた製品を開発し、より広い市場に売って行く」
ということであった。
そのために、М&Aを進め、規模の経済を働かせ、利幅を上げて行くというものであった。

しかしながら、クリステンセンが「Innovator's Dilemma」を訴えているように、その成長モデルにはやや陰りが見られる。

というのも、大きい企業はおおよそトップ3に集約され、より成長するには、
市場自体が狭まってきている。
通常の成長モデルでは、値下げ合戦や過剰なサービス合戦をもたらし、
継続的な(数十年に渡る)発展を難しくしてきた。


さらには、単なる規模の拡大では、現況(2008年)のように、世界同時不況に陥ったときには、規模を縮小させることでしか、対応できない。

新規事業にしても、まったくジャンプする形では成長が遅れる。
本業を「テコ」として利用し、企業の成長とするには、
「隠れた資産」を使い、必要なコア資産を開発または、提携、買収などで手に入れる必要がある。

「隠れた資産」とは「他社に決して真似できない資産」であり、「成長が成長を生む資産」
である。

そういう意味では、通常隠れた資産とみなされる、「単なるブランド力や、単なる人材の差」を指すものでは決して無い。
多くのベンチャー企業や中小企業、そして大企業の成長戦略を見てきたが、
成長サイクルを、単なる規模の拡大と見ていては、企業価値は向上しない。

数量×個数=売上
営業マン人数=売上

という方程式から抜け出せるだろうか?

*自動車業界の、全就業人口の約8%(=500万人)
伸びない市場で、成長する。

ということを最近研究テーマにしています。

非常に面白いテーマです。



例えば、規模のメリットを活かすМ&Aや、

収益源を人口が増えており、成長している海外に見出すこと。

こういった方法にはある種の限界も見受けられます。



もっと面白い成長があることに、

気付き始めています。

例えば、ツタヤ。

http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4756.t&d=c&t=ay&l=off&z=b&q=c&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s

注目すべきは、純資産倍率(連) 4.62倍。



純資産倍率の高い会社は、

株価が何らかの理由でおかしい(投機的な銘柄になっているケース)場合を

除いて、「資産」を有効に使っているわけです。

会計上の「資産」ではなく、●会計学上計上することが難しい資産●のことです。

ミクシィ 純資産倍率(単) 7.27倍
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=%A5%DF%A5%AF%A5%B7%A5%A3&d=c&k=c3&h=on&z=m&esearch=1

も同様です。



こういった隠れた資産(hidden asset)は必ずどの会社も持っているものです。

隠れた資産とは何でしょうか?

これを常に研究すると、

企業の創発的な成長につながるように思います。




そしていかにして、隠れた資産を永久に創り、

生み出して行くか。また次回!!