HelsinkiからHamburgに
ダイレクトで行く予定だったのに
まずもってその日飛行機は飛ばず
アジア人は渡部ただ1人真顔


YES、NOしか話せない渡部は
なぜかフィンランドはHelsinkiで
一泊を余儀なくすることに

そしてなんとかコミュニケーションをとることに
成功して、Helsinkiを飛び立つところまできた




はい。あらすじです真顔



さて、フランクフルトで乗り継ぎ
目的地に行くわけです

もー乗り継ぎとかやめて笑い泣き
YESしか言葉用意してないんよ笑い泣き


とは言いながら
いざ、Helsinkiを出発

と、言いたいところが出発する際、なぜなのか
手荷物禁止令みたいなのが出ている
そして満席みたいだ

満席なのはわかる


手荷物一個はありでしょポーン
なしってどーするねん滝汗
え?
(困惑する渡部)


みんな手荷物をジェットスターの飛行機乗る時みたいに測り出した



「ヨーロッパはスリに気をつけなはれ」

「飛行機はロストバゲージに気をつけなはれ」

これはよく海外を旅する先輩に言われていた


だから手荷物でここまで来た。



スーツケース一個にリュック


ここに来て手荷物禁止令が出ている


いやいやいや…



そこで渡部は閃いた電球


そうだ。こんなときこそ


話の通じないアジア人丸出しでいこう!!!


そうだそうだ!


そう覚悟した渡部である真顔



冷静に、安易かつアホである。笑


そろそろ搭乗のシーンがくる

なにやらピッ!!ってして階段降りて
飛行機の階段を登る時に
箱みたいなのに「手荷物入れろ」
みたいな指令が出ている


こんなの



しっかりとその指示を無視して

飛行機内に手荷物を持って行くべく

英語がわからない顔を

トイレの鏡で何度かチェックし、準備万端真顔




いざ!ゲートインッ!!!




いろんな人が渡部に向かって話しかけてきている



しかし、渡部はすでにトイレで練習した顔を始めている真顔






とぼけた顔だ




申し訳ない顔とも言える





なんとも言えない顔で、話しかけてくる全ての人をスルーして、飛行機への階段を登る真顔




飛行機に乗る寸前

笑顔でスッチーが話しかけてくる





イェア





申し訳ない顔イェアのお出ましだ




フランクフルトに滞在した時間は今考えると

数時間だったわけだが、ほぼ



申し訳ない顔✖️イェアで乗り切っていた




なんのための英会話


なにしにいったの。笑



無事に自分の席についた。窓側の席だ。

しかし、ここでさらに奇跡が起こっていた



すでに通路側に人が座っておる



やめろよ。結構早めにゲート抜けてきたぞ。

おぬし、最後やろ!!!



2席ずつのシートなんだから


おぬしは完全に最後に乗るやつやろ!!



しかも寝ている!!!


へいへいへーーーーーい!


しょうへいへーーーーーーい!!!




そして上を見上げる渡部



すると視線の先にはパンパンの荷物置き

それはもうミッチリ!

パンパンの荷物が繰り広げられているではないか




おい。




おい、おぬし。



来るの早いし、寝てるし、荷物多いし




やってんな真顔




困惑する渡部


顔はみなさんの想像通り


なんなら、顔+汗までかいている滝汗



困ったやつの完全究極体であるチーン




「ソーリー?」



震える声レベルで声をかけてみる不安




…………………




耳に白い枝が刺さっているではないか



おい。シャットダウンか。



その耳の枝。鼻にブッ刺したろかい凝視




そんなことを頭では思っているのに

顔は困惑+大量の汗








するとそこにエンジェルボイスが聞こえた





「コニチハ」



????


????????




え??!??





きっと推定19歳の学生らしい女の子だった



コニチハ? ハハッ




そして彼女は席の上の荷物を整理してスペースを作ってくれた。そして指をさし、ここ入れれるよ指差しって合図をしてくれた昇天キューン




残念ながら、結婚し3人の子がいる渡部だが


これは完全に


どの角度からいっても







恋するやろ



おい。エグいて!!




コニチハ!!


こにちわーーーーー!!目がハート


テェンクス!




そう言って荷物を上に入れて



白い枝を耳にブッ刺している荷物多めスリーピングwomanを思いきりまたぎ


しっかりぶつかり



しっかりしっかりぶつかり



起床してもろて




席についたのであった真顔




あのエンジェルボイス………




コニチハ…………





わすれない





こうしてやっとの思いでHamburgに到着するのであった






つづく







いや





つづきすぎ