車とスーパーカーについての考察
ツクエに乗るのは三台の模型。
さりげなくオブジェ。
オブジェクトですな。
スーパーカーと言えば、青森出身の四人組。
惜しまれつつ解散してしまいましたが、
音楽性の怒濤の変化は正に驚きの一言でした。
ギターロックと言われていたその音楽がエレクトロニカを敏感に飲み込み、
いしわたり氏による近未来予見的な歌詞を内包する事により、その当時としては斬新な世界を確立し得ました。
彼らの鳴らしていたギターロックはコードの循環、
つまり繰り返しによるトリップ感がその核にありました。
そこに打ち込み音が乗る事により、彼らは文字通り未来のバンドへと進化したのでした。
しかし私が最も胸打たれたのは、
『LAST SCENE』や『I'm Nothing』
といった、静かな世界観を描く時の彼ら。
感情を高ぶらせる事なく唄うナカコー氏、澄み渡るクリーントーンのアルペジオが乗り、
ピアノの単音打ちが微かに世界を揺らす。
正に絵画的な音を鳴らした部分を、私はスーパーカーというバンドの最たる魅力だと感じています。