☆-260では、大会前、全く無名だったゴンザレス選手(キューバ)が、全日本王者の近藤瑞起から腕十字を極めて優勝。しかも北斗旗=最優秀勝利者賞まで獲得のおまけつき。
※勝負を決めたゴンザレス選手の腕十字。
私(渡邉)の勘違いでなければ、キューバにはまだ正式な支部すらないはず。「空道に惚れ込んだ」というアレクサンダー・ロペスという人をリーダーに自主的に活動している状況。
ゴンザレスは元々「スポーツ柔術」の選手とのこと。スポーツ柔術は、ライトコンタクトによる打撃と投げや寝技を組み合わせた、イメージ的にはポイント制の空道みたいな感じ。その意味では適応は楽だったのかもしれないが、それにしても世界にはまだ見ぬ強豪がたくさんいるのだろう。
さて少し余談。
今の日本ではただ単に「柔術」と言われると「ブラジリアン柔術」をイメージする人が多いだろうが、以前にはこちらの「スポーツ柔術」を指すものだった(※対して、日本古来の柔術は「古流柔術」と呼ばれることが多い)。古くから競技化されていて、特にヨーロッパで盛んなもの。
私個人の話で言えば、2007年にモスクワで行われた「Ⅱ International Martial Art Match Russian team vs World team(=第二回国際武道格闘技試合 ロシアチーム対世界チーム)」に空道の日本代表として自身の生徒を連れて参加したことがあり、そこで実際の競技を見たことがある。
(※大会の模様はこちらのリンクから。古い言語で書かれたページなのでここでは文字化けしていますが、リンク先では通常に読めます。別にウイルス感染したりはしません。)
「空道とは何か?!」と言われれば、究極的には「あの戦いのルールが空道だ」と言って良いのではないかと思う。少なくとも空道"競技"に関して言えばそうだろう。
そしてあの競技ルールで戦う為の技術はどこからどのように持ってきても良いはずだ。
現在、空道の唯一の流派(※英語で言えば "school=スクール:学校")である大道塾は、それを「柔道+極真空手+ボクシング」に求めた。しかしそのやり方でなければならない理由はどこにもない。他の武道/格闘技の技術体系を応用しても全く問題ない。
だから空道には大道塾以外のスクールがあっても問題ないし、むしろあるべきだと個人的には思っている。
(※実際に、私 渡邉個人は今現在、空道競技を唯我流空手の技術で戦っている)
今回、大道塾の技術体系、稽古体系とは別個のところで育った選手が優勝したのは望ましいことだ。
空道の世界普及のカギはここにあると個人的には信じている。
☆-270の決勝はアゼルバイジャンの選手とリトアニアの選手との間で争われ、アゼルバイジャンのヴサル・アリエフ選手が優勝。日本からは西尾勇輝選手が三位入賞。
-260, 70 くらいとなると国内大会でも層が薄いクラス。戦前より「厳しくなる」と思われていたが、やはり、、、といったところか?!
ただ空道の世界普及を考えれば、日本勢がタイトルを独占しているよりも、良い事ではある。
※本戦序盤、アリエフ選手の意表をついた飛び込みざまの右ストレートがクリーンヒットで「有効」!!
☆女子220+は内藤雅子が全日本、アジアに続いて世界タイトルも獲得。
準決勝では体力指数差27(※身長差=14cm、体重差=13kg)の相手にパンチで効果2を奪う完勝劇。更には決勝でも16の体力指数さを跳ね返しての優勝は「お見事!!」という他ない。
※一回りも二回りも大きな選手を相手に果敢にパンチで攻める内藤選手。
世界大会ネタはまだ少し続きます。
空手×柔道≒空道。
世界60ヵ国以上に普及している日本発祥の武道です。さいたま市や北本市の近隣で空手や柔道をお探しでしたら、ぜひ一度「空道」も見学に来てください。
技の多彩さ、自由度の高さが魅力です。
プロモ動画
https://www.youtube.com/watch?v=qYiYn9te2nQ
トップ選手の闘いはめちゃくちゃ激しいですが、普通の社会人の方でもちゃんと安全に楽しめる競技です(笑)。
大道塾"TEAM-U"浦和/北本/大宮西支部ホームページ(リニューアルしました)
全日本空道連盟 大道塾 浦和/北本/大宮西支部 (daidojuku.net)
旧ホームページはこちら
※だ今、入門生募集中! 初心者も歓迎!
目指せ、自分史上最強!!