参加8名。
メニューは、①基本、②組技、③マススパー、④ミット。
①が終わった後、②以降の仕切りはM角に任せて、私はマンツーでもう一度Y田に基本指導。
Y田は昨年末の昇段審査で連続組手を好成績でクリア。「いよいよこれでY田も黒帯!!」っと喜んだのだけれど、まさかの「基本と移動ができていないので、支部長預かりとして一時保留。支部長(つまり私 渡邉)がもう一度基本と移動の指導を徹底しなさい。そして満足できるレベルになってから本部に報告。その上で昇段を認める」という展開に。
う~ん、正直もやもやする。
流派としては「これがスタンダード。この形(カタチ)でやりなさい」というのがあって当然。特に黒帯ともなれば「指導員」にもなるわけで、その際にはスタンダードな動きをきれいに見本として見せる、ひいては後進に伝える必要があるのも分かる。ただそれは流派/組織の論理。
一方で、生徒個々人としては「強くなるために」大道塾に入門しているだけであって、大道塾の技術とその体系を学びたいから入門しているわけではない。強くなるための方法論は大道塾のやり方以外にもたくさんあるわけだから、そこを例えばよそからもって来て取り入れても(※大道塾以前の他の武道/格闘技経験を活かす場合もあるだろうし、新たに学びに行く場合もあるだろう)それは個々人の創意工夫と努力であり、ひいては個性の尊重でもある。そしてその部分を一番おおらかに「大道無門」として受け入れてきたのが大道塾であったと思うのだけれど、、、。そしてそれこそが私が大好きな大道塾であったのだけれど、、、(だから私は大道塾の稽古体系にはない形(カタ)を自身の稽古に取り入れている)。
今回のY田の例で言えば、例えば(標準的な打ち方に比して)パンチにウエイトが載っていない。中心軸で身体を回しているので、一見きれいな打ち方に見えるのだれども、重心の移動がない為、威力が出ない。これは欠点。
しかし往々にして長所と短所は裏表。パンチにウエイトが載らないという欠点は、同時に「パンチを打っても安定した姿勢を保ちやすい」という長所にも繋がる。そして実際に、Y田はその長所を生かして蹴り主体のファイターとなって、現実に強くなり、今回の連続組手も好成績でクリアしている。
もし私が彼の成長途中で「そのパンチの打ち方ではダメだ。もっと拳にウエイトを載せていかないと威力が出ない」と彼のフォームを修正していたら、期待通りにパンチに威力が出たとしても、蹴りとの連携が悪くなって、逆に今ほど強くなれなかったかもしれない。ことわざにある「角を矯めて牛を殺す」ということになったかもしれない。
なので私は彼のフォームを無理にいじることはしなかったし、今回の審査にあたっても彼のフォームが標準とは外れていることは承知の上で「個性、アレンジとして認められる範疇内」と判断していたのだけれど、結果は「それではダメ!!」(※つまりは私の判断が間違っていた)ということになってしまった。orz スマン、、、
正直もやもやする部分がないわけではないけれど、となれば仕方がない。以上のような説明をY田本人にもした上で、基本稽古の再指導。幸い Y田も素直に聞き入れてくれて、一生懸命、基本の見直しに頑張ってくれました。
ストレート、修正前。
角度的に少し分かりにくいかもしれないけれど、ウエイトが身体のセンターに残ったままになっています。
修正後。
拳にウエイトが載るようになりました。
今後の全体稽古時の指導方法もちょっと見直さないといけないかな~。
その間、稽古を仕切ってくれたM角もありがとう。
今度時間が作れるときに、M角も個別に見るからね。
ちょっと長くなりすぎた。あんまり稽古日記になってない。
まぁでもとりあえず、また皆で楽しく頑張りましょうと言うことで。
押忍。
空手×柔道≒空道。
世界60ヵ国以上に普及している日本発祥の武道です。さいたま市や北本市の近隣で空手や柔道をお探しでしたら、ぜひ一度「空道」も見学に来てください。
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プロモ動画
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トップ選手の闘いはめちゃくちゃ激しいですが、普通の社会人の方でもちゃんと安全に楽しめる競技です(笑)。
大道塾"TEAM-U"浦和/北本/大宮西支部ホームページ(リニューアルしました)
全日本空道連盟 大道塾 浦和/北本/大宮西支部 (daidojuku.net)
旧ホームページはこちら
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