19:30からのレギュラークラス。参加二名。
スタート時の参加は、Iさんのみ。メニューは①シャドウ、②組技技研、③ミット。一旦〆て、掃除の後に、遅れてきたAさんと三人で④マススパー。
私(渡邉)個人の話で恐縮ですが、、、。
ここしばらくの間、ナイハンチの組手での左の三日月蹴りの距離感が、ずっと狂ったままになっていました。「ここしばらく」と言っても年単位のことですが、、、。
右の三日月はバッチリ狙った距離感で極まるのに、なぜ左だけ??? と、それがなぜなのか全然分からなかったのだけれども、今日のミット蹴りの際、突然「構えの時点で、左の股関節が(右に比べて)内旋しているせいだ」と気がつきました。
そこを意識しながら蹴ってみると、遠距離でも近距離でも、狙ったところにガッと極まって超いい感じ。
その流れで今日の組手は、久しぶりにナイハンチで。IさんもAさんも、二人ともとても強い方なので、存分に「自分の為の組手」ができました。
クラスが終わっても二人はそのまま自主稽古を継続。
特に「今日が今年最後」というIさんは、例によっての「除夜のミット」。と言いながら、既にIさんは二回もやっているんですけれどね。108ではとうてい済まない数の煩悩があるんでしょうか?!
それに付き合ってAさんも108回のミット蹴り。
結構なハイペースで蹴りこんでいくので、途中Iさんが「あんまり張り切ると最後までスタミナが持ちませんよ?!」と声掛けするも、一切スローダウンせず。結局、そのままのペースで108回を蹴り切りました。 さすが「昭和のプロレスラー」と呼ばれる男。そのスタミナは無尽蔵ですな。
深夜クラスは"カンフーマスター"Mさんと、例によってのガチマス。先の流れで、私はここでもナイハンチの組手で応戦。
そうでなくても、最近、Mさんの形意拳がものすごくレベルアップしていて、セイサンの「正面を開けて誘いをかける」組手だと、まったく止められないもので、、、。 なので「真横に構えて正中線を隠し、同時に間合いを騙す」ナイハンチの方が合うんだよね、Mさんには。
今回の組手自体はすごくいい感じにできましたが、、、でもやっぱり、これじゃあダメなんだよなぁ、と。
今の私の組手はナイハンチはナイハンチ。セイサンはセイサン。全然、別の身体操作を行っているので、ナイハンチが調子いい時にはセイサンが分からなくなり、セイサンが調子いい時にはナイハンチが分からなくなってしまいます。
また、道場内での組手では、相手のスタイルが先に分かっているので「○○さんにはナイハンチが合う」、「××さんにはセイサンの方がいいな」と使い分けることができますが、試合等で始めてやる相手の場合、どちらをチョイスすれば良いのか??? ある種「ギャンブル」になってしまいますね。
なのでセイサンとナイハンチを繋げて、同じ感覚、同じ身体操作で使えるようにしたいのですが、なかなか、、、。
ただ、稽古後のMさんとの雑談の中で、「姿勢で重心の位置(高さ)をコントロールする。ポイントは鳩尾と膝」という話が出て、それはちょっとヒントになったかも???
理想の組手、自分史上最強を目指して、また頑張ります。押忍。

