19:30からのレギュラークラス。参加4名。
メニューは①シャドウ、②ミット、③組技技研。
③は「技研」と言いつつ、柔術アジア王者のNさんがいた為に、皆、「稽古をつけて下さい」とばかりにひたすら寝技スパーの時間に。 私ももちろんお願いしましたよ。
普通にやっても相手にならないので、狙いはひたすら足関節。アキレス→Xガード→膝十字とチャレンジ。正対してのガードになってしまった場合は、動くスペースを与えないように、腕巻きで密着しながら十字絞め狙い、、、でしたが、ことごとく外されて、最後はマウントを取られて終了。
ま、こんなもんだな?!
一旦〆て、掃除の後は、④打撃マス。
打撃でもNさんの上達ぶりがスゴイです。 間合いと立ち位置(=相手と正対しない角度の取り方)とが絶妙ですね。普段からの研究、工夫が実を結んでいますよ。
やっぱり上手くなる人、強くなる人は、普段からいろいろと研究、工夫をしていますねぇ。そういう意味では、武道はとても知的な楽しみ、知的作業なんですけれどね。世間一般には、それがあまり伝わってなさそうなのが残念です。
特に、空道のような総合系だと「打撃」も、「立ち組み」も、「寝技」もやらなければならない。更にその中でも、例えば打撃ならパンチ主体にするのか? 蹴り主体にするのか? とか、一発の破壊力で押すのか? 連打、バランスで闘うのか? とか。立ち組みなら首相撲(キック、ムエタイ組み)、相撲組み、柔道組みのどこを主体に置くか? とか。寝技なら上から攻めるか? 下から攻めるか? とか、、、考えなければならないこととは山ほどあります。その全てを完璧にすることなんて当然無理。ではどこをどう取捨選択して、どのようなファイティングスタイルを作り上げるのか? 自分のあこがれ、理想もあるでしょうし、現実的な自分のセンス、才能とも相談しなければいけない。設計図がない、正解がない中で、自分なりの正解を導き出していく、作り上げていく。それって本当に難しくて、面白い、知的作業なんです。
で、そういうの(=明快な設計図がない中で、現実と理想とをすり合わせながら自分なりの正解を導き出して、何ものかを作り上げていく作業)って、「仕事」のアプローチとも似ているし、ある意味「人生」とも似ていますね。だから一見野蛮な殴り合い、取っ組み合いが、人生に通じる武「道」になるんですね。
深夜クラスはMさん、Aさんの2人。Aさんは、レギュラークラスから自主練しつつ居残っての連続参加。
2人とも、自らの努力と創意工夫とで作り上げたスタイルを持つ、とても強い人。今日も激しいガチマスを、3人で楽しみました。
私個人の工夫、知的作業としては、これまで突きの為のベストバランス(=構え)と、蹴りの為のベストバランスが上手く噛み合わない中で、両者を両立できるバランスを探すのに四苦八苦していた部分をあきらめた(=割り切った)こと、、、かな?! 本当は一つの構え、一つのバランスで全てまかなえればいいんだけれど、なかなかそうはいかないようなので。 もうここは割り切って、相手から見た際にそれぞれの差がバレなければ(=「あ、今突きを狙っている」、「あ、今蹴りを狙っている」と読まれなければ)問題ないかな? と。ほんの微差なんで。
おかげでその部分のストレスなく組手ができました。これから何回かやっていく中で「あ~、構えで動きを読まれているな?!」って感じがしてきたら、また考えましょう。
それではまた、皆で明るく、楽しく、殴り合いしましょぅね~。 ってこういう表現は知的じゃないけど、あくまでジョークですよ?!
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