トップレベル大学に進学するには、どのように高校を選べばいいか
こんにちは、自律学習塾ルックアップ代表の渡辺です。
今日は「トップレベル大学に進学するには、どのように高校を選べばいいか」という質問について答えます。
今日からしばらく、記事の要約を最初に掲載していきます。
ChatGPTによる本日の記事の要約
トップレベル大学進学を目指す際の高校選びについてのアドバイスです。
偏差値が高い高校を選ぶことも重要ですが、課題の量が少ない高校を選ぶことが特に大事です。
課題が多いと、理解と暗記の時間が不足し、単なる作業に終始してしまいます。
これでは大学受験勉強の時間が取れず、成果が上がりません。
真面目な生徒ほど課題に追われるため、自分のペースで勉強できる環境が必要です。
従って、課題が少なく、自主学習時間が確保できる高校を選ぶべきです。
トップレベル大学に進学するにはどのように高校を選べばいいか
前回の質問では
「偏差値が高い高校を選ぶ」
「各高校が発表している進学実績を参考にする」
という話をしましたが、トップレベル大学というのはどの辺を指していますか
関西だと京大、阪大、神戸大、公立大をはじめとした難関国公立や、関関同立などでしょうか
なるほど
では、今回は偏差値の高い高校の中から、さらにどういった基準で選ぶか、という話をします
お願いします
大事なことは
「課題の少ない高校を選ぶ」
ことです
課題というのは、宿題や小テストのことですか?
そうです
いわゆる「自称進学校」と呼ばれる偏差値50代半ばから60代前半くらいまでの学校では、課題を山ほど出していることが多いのですが、それを避けることが大事です
なぜ課題が多いとダメなんですか
前提として、課題そのものがダメなのではなくて、課題が多いのがダメ、ということです
学校の説明会で「学校の宿題をちゃんとやっていれば、大学に合格できます」と言うような高校は要注意です
学校の宿題で大学行けるなら悪くはないと思うのですが?
例えば、
・週末課題で数学40ページ→翌週に仕上げて提出
・英語は本文の和訳が、古典は本文の現代語訳が宿題で毎回でる
・毎回の授業で英単語のテスト、古文単語のテスト、現代文の漢字テスト、社会の小テストがある
・小テストで不合格だとさらに追加課題が出された上に再テストがある
・他の科目も普通に宿題が出ている
こんなペースで宿題を出す高校が実際にあります
これだとこなすだけで精一杯になりそうですね
はい、問題はまさにそこです
勉強は、
1、内容の理解
2、内容の暗記
3、問題演習で定着
の3つのステップが必要です
学校の課題が多いと1と2のステップの時間が取れないまま、3だけやらせることになります
要領の良い生徒は「答えを写す」「ネットで調べて訳を書く」といったことで時間を捻出します
しかし、真面目な子は放課後も家に帰ってからも休みの日も空き時間を全部使っても課題が終わりません
なぜなら、内容を理解→暗記のステップを踏んでいないため、わからないところが出てくるたびに立ち止まってしまうからです
しかも、なんの役にも立たないこの勉強を三年間し続けることになります
確かに「作業」をしただけでなんの意味もありませんね
内容の理解や暗記がないまま課題だけ山ほど出されたら、高校生活は辛いと思います
もちろん、授業内で全ての内容を理解、暗記した上で処理スピードも早い子であれば、上記の課題をやったら成績が伸びるでしょう
しかし、そんな子は存在してもごく一部です
しかも、学校の先生は悪気がないどころか、たくさんの課題を出すことが生徒のためだと信じ込んでいるので、厄介です
大学受験の勉強もできませんね
はい、最大の問題点はそこです
学校の課題に追われて、受験勉強の時間が取れません
高3まで課題に追われて自分の勉強ができるようになったのは浪人になってから、というのは悲劇でしかありません
高校選びの基準には、
校則が緩いかどうか
制服が可愛いかどうか
家に近いかどうか
やりたい部活があるかどうか
など、人それぞれあると思います
こと大学受験を一般選抜で受ける場合には、学校の課題が過剰に多いところは避ける、という条件も追加したいところです