なぜ文理学科の高校はあの10校が選ばれたのか
こんにちは、自律学習塾ルックアップ代表の渡辺です。
今日は「なぜ文理学科の高校はあの10校が選ばれたのか」という質問について答えます。
なぜ文理学科の高校はあの10校が選ばれたのか
質問なんですが、大阪府の公立高校のトップ10とも言われる文理学科は、なぜあの10校が選ばれたんでしょうか
9学区制というと、どう言うものですか
2024年現在の公立高校は大阪府内のどの地域にある高校でも受験できるのが当たり前ですが、2013年度入試までは府内を4つの学区に分けていました
すると同じ大阪に住んでいても、他の学区に位置する学校は受験できなかったんですか
そうなんです。しかも2006年度入試までは大阪府は9学区制だったんですね
そうだったんですか
はい。渡辺がこの仕事を始めた時は9学区制でした
例えばルックアップのある摂津市は9学区時代の2学区で、東淀川区、吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、三島郡が1つの学区にまとまっていました
トップ校の茨木高校をはじめ、春日丘や千里、三島、北千里、山田、摂津、吹田東、茨木西などがありました
現在の摂津市内の中学生が主に受験する高校と重なっていますね
はい。交通のアクセスや、進路指導の伝統が関係しているんだと思います
それで質問の文理学科なんですが、9学区の普通科トップ校だった
1学区は北野高校、
2学区は茨木高校、
3学区は大手前高校、
4学区は四條畷高校、
5学区は大手前高校、
6学区は天王寺高校、
7学区は生野高校、
8学区は三国ヶ丘高校、
9学区は岸和田高校
がそれぞれ選ばれました
それだと1校足りませんが
1学区の2番手高校だった豊中は、他の学区のトップ校に遜色ないくらい偏差値や進学実績が良かったので、1学区のみ2校が選ばれました
なるほど。それで10校になったのですね
はい。最初は1つの高校に文理学科と普通科があったんですが、現在は文理学科のみになりました
その10校は偏差値も同じくらいですか
いえ、やはり北野高校がトップで次が天王寺、茨木と続きます
生野や岸和田は、現在の普通科トップの春日丘の方が倍率や偏差値が高く、英検2級以上取得者の受験者も多いのが現状です
なるほど、いろいろな歴史があるものなんですね