仮進級から公募入試合格 2023年12月１週目：学習フィードバック

こんにちは、自律学習塾ルックアップ代表の渡辺です。

12月最初の週は、高校生の期末テスト対策の真っ最中です。

高３では11月に公募推薦入試が行われ、その結果がぼちぼちと現れています。

 
 仮進級から公募推薦入試合格

11月下旬から、公募推薦入試が行われました。

そこで高３女子Aさんが見事、大和大学に合格しました。

おめでとうございます。ところで、公募推薦入試ってなんですか。

分かりやすく言うと、

大学が求める基準を満たしていれば誰でも出願できる推薦入試

のことで、主に関西圏の大学で実施されています。

いわゆる関関同立レベルの大学では実施していませんが、産近甲龍レベルから下の大学で実施されています。

その公募推薦入試に、Aさんは合格したのですね。

はい、素晴らしい成果だと思います。

Aさんは高３の春期講習から入塾したのですが、最初は大学受験どころの話ではありませんでした。

というと？

高２の成績が悪すぎて単位が取れていない科目があり、仮進級で高３に進級したんですね。

単位が取れていない人は学校から電話がかかってくるから、◯日は自宅で待機しておくように、って言われてるやつですね。

はい、本当に高校から電話がかかってきたそうです。

その状態からの合格ってすごくないですか？

はい、大変よく頑張ったと思います。

そういう受験生を指導する場合に気を付けていたことはなんですか？

定期テストの勉強と、受験勉強のバランスに気を配りました。

普通、一般受験や公募受験の場合は、定期テストの勉強は程々にして、受験勉強に全振りしろと言う指示を出すのですが、Aさんの場合は卒業できないと困るので、定期テストもおろそかにはできませんでした。

仮進級だと夏休みも学校に行くって聞きましたが？

そうなんです。単位を落とした科目の補習と課題、テストがあり、それをクリアしないと卒業ができません。

それで午前中は学校に行き、終わったら塾で勉強、という生活が夏休みの前半は続きました。

「受験の天王山」と言われる夏休みに、高２の後始末をしなければならないのは困りますね。

まさにそれです。

大幅に受験勉強の時間を削られるので、大学受験をする高校生のみなさんは、くれぐれも仮進級にならないように気をつけてください

受験勉強自体も大変だったのでは？

はい。ただ、彼女は高2の時にサボっていただけで、真面目に取り組める生徒でした。

ルックアップでは１日の勉強時間とか、復習ののやり方とか、それこそ英単語の覚え方から何から、かなり細かい指示を出すのですが、それを実行してくれました。

実行できたのはすごいですね。

しかも、彼女の強みは現代文がものすごくよくできたと言うことでした。

高校生の◯◯は得意です、はあまり信用できないのですが、彼女の場合は模試でも過去問でも、安定して現代文で点数が取れていました。

得意科目があるのは素晴らしいですね。

はい。そのおかげで、公募入試に向けては、英語と古文に集中できたのが良かったのだと思います。