こんにちは、渡辺です。

木曜日は、院内WAXがけの日でした。
途中、抜け出して茨城へ
JACGのインストラクターをしていらっしゃる先生だったのですが
私にとって、これ以上ない刺激を与えてくださいました
矯正はやっていませんが、すこし勉強したいと思います。
帰ってきたら、院内はピカピカ!
気持ちいいですね~

さて、本日紹介する機材は
FotoSan630
光殺菌と、当院では呼んでます。

歯科治療は、細菌との戦いが沢山
生体を相手にしていますので
これが、なかなか手ごわいのです。
強力な殺菌剤をつかってしまうと
身体にとって良き働きをする細菌も殺してしまい
結果、生態系が崩れますから、もっと悪いことにもなりかねない。

そんなわけで、高濃度の強力な殺菌剤は使えません

一番現実的なのは
「物理的な除去」
です。
いわゆる、こすったり、削ったりしての除去。
ある程度とっておけば
身体が助けてくれます。

が、物理的な除去は
歯という特殊な形態をしている組織の関係もあり
効率よく全部を除去することが難しいのも事実です。

そんな時に威力を発揮するのがこの機械。

光感受性ジェルを細菌に浸透させて
特殊な光を当てることで殺菌。

光で殺菌しますので
通常の薬剤のような、耐性菌が出る事もありません

この画期的な治療器具
主として、保存が難しい状態の時にしようしています。
例えば、破折している歯とか。。。

破折していると
破折線にそって、骨が無くなっていきますが
細いので、十分な器具操作が難しいのです。

そんな時に、この器具の出番です。

では、ルーティンに使わないのはなぜか?と聞かれると
使いませんと、答えています。

だって、通常の場合は、
基本的な治療で改善しますからね。。。
それに、この器具では症状は改善できますが
生活習慣病が原因の歯科疾患では、
基本的にどんなに機材が進歩しても治癒は望めません。

一番大切なのは
どこまでいっても
生活習慣の改善ですからね。