ナカムラです。

今、読んでいる本がとても面白くて、読み終わってしまうのがもったいないと思うくらいです。

それが、先日長山さんもブログに書いていた白駒妃登美さんの本!!

何が面白いかというと、歴史から生き方が学べるというか…
日本人のルーツが詰まっているんです。

歴史の教科書とは違い、結果だけを追っているのではなくて
その人の生い立ちを知り、そして、大義を成し遂げた経緯を知ることができます。

そこに日本人らしさが垣間見えて、とても面白いです。

私が好きなのは江戸時代の庶民の生き方。
「粋か野暮か」の考え方、在り方をはじめてカッコいいと思いました。

今まで、庶民とは日本昔話にもある、貧しい生活を強いられた人々というイメージでした。

でも、時代劇に出てくる庶民のイキイキとした生き方が、本来の庶民の生き方に近いと初めて知りました。

奢侈(しゃし)禁止令なるものがあった江戸時代。
贅沢するなというもの。
庶民の着物の色も3色に指定されていたそう。
しかも全部、いわゆる地味な色…

今の世の中ではありえないですよね。

でも江戸時代の庶民たちは、規制に反発するどころか、受け入れるんです。

規制の中で、楽しむ方法をみつける…

例えば、見た目は地味でも、裏地は鮮やかにしてしまうとか…
3色の色を、微妙に変えてバリエーションを増やしていったり…

与えられた環境を受け入れて 楽しむ…
これぞ「粋」!!

「粋」な生き方ってカッコいい!!

毎日、良いことばっかりだったらいいのに…そう願うことがあります。

♪じーんせーい 楽ありゃー 苦ーもあるーさー

というように毎日いいことばかりとは限りません。

嫌だ嫌だということも愚痴を言うこともできるし、
どうしたらいいかを考えることも前向きな行動も自分で選べる。

目の前のことを受け入れて、今できることをやること…
先人が教えてくれる粋な生き方。


いかに楽しんで壁を乗り越えるか…

粋な生き方に触れることができて 私の中の日本人の血が騒ぎ出す。

粋だね~って一度言われてみたいと本気で思う今日この頃です(笑)