こんにちは、渡辺です。

$笑顔と健康のサポーター わたなべ歯科日記

昨日は、症例検討会を開催させていただきました。

ずっとやりたかったんですよね。
歯科医師になりたての頃は、沢山機会がありました。
診療後に、出かけることもしばしば。
最初のうちは、勤務先の上司に連れまわされる感じです。
何が何だか、わからずに参加。
そのうち、言ってることがわかるようになると、
自分の症例(疑問)を出せと言われ、
持っていくと、肝心の疑問に到達する前に
色々と、ありがーい、ご指摘を受け、
何をしに行ったのだろう??っと落ち込み。。

でも、諸先輩の方々が言ってくれたことって
本当に大切なことで、自分が出来ていたつもりになっていたことなんです。

たとえば、単純なことだと
「患者さんの主訴を聞いていない」

これ、意外と多かったです。
患者さん、どうしたいの?って聞かれて
え?
さっき言ったんじゃんと思って、繰り返すと
それは、症状でしょっとか。

あと、処置基準も結構あやふや。
「なんでその治療法なの?」
それしか、ありえないと思っていたら
実は、そんなことなかったり。

そんな噛み合わない討論でも、
懲りずに出席し続けると
いつしか、自分の臨床の質も上がっていき
疑問の質も変わってきます。

当初は、教科書的な疑問で
患者さん不在の疑問が多かったのが
「この人のこの症状はどうすればよいのだろうか?」
そうすると、諸先輩方は的確なアドバイスをくださいます。

EBMの世界にどっぷりと使っていた時に
特に、疑問の作り方は、徹底して学びました。
PICO の形式。
P 患者
I 介入
C 対象
O 結果
今でも大切な考え方ですね。
この形式にきちんと落とし込めれば、
解決策を見つけることも可能です。

こんなに役立つこと満載で、学びが沢山ある場ですが
最近は、すっかり参加する機会も減少してしまったので
周りの方にお願いして作っちゃいました。

名前も、ある程度上げてもらい
大尊敬している方に、選んでもらい、
そして、昨日はその第一回!

大いに盛り上がりました。
沢山の意見が飛び交い、
自分の臨床の幅も少しだけ広げることが出来ました。

やっぱりまだまだ、勉強できることが沢山あります。
今回、残念ながら時間不足で
症例を持ってきてくださった方、全員の発表はできませんでしたが
今後は、MLなどWEB上でも続きをやっていきます。
ゆくゆくは、さらに臨床の幅が広がるよう
少し毛色の違う臨床家の方々にも混じっていただく予定です。