渡辺です。

木曜日、エムさんのどりぷら塾、第二回を開催させて頂きました。

午前中は、運営側に向けたお話。
私も、今回は運営側。

きちんと聞かないとですね。
はい。

今回のテーマは「どりぷらを通した成長」

成長って、どんな時に起こるでしょうか?

出来ていることをやっているとき?
出来ていないことにチャレンジしているとき?

当然、後者ですよね。

出来ている事を反復練習している時も
もちろん、成長しています。
私自身、歯科医師になりたての頃は
学生時代のつけを取り戻そうと
毎日、終電まで反復練習していました。

これも、大事。

で、ドリプラって何故関わっているか。
一見、臨床とも直結していませんし。

それは、どりぷらが、
「上手く行かないように出来ているから」

上手くいかない事にチャレンジしていると
色んな困難が、生じてきます。
チケットは売れないし、
そもそも、ゴールがないプレゼン作り。
何処までいっても、よりその先がある世界。

そこに、挑んで上手く行けば、
実際の場では、もっと上手く行きやすい。

例えば、
エムさんは、沢山のプレゼンターを見てきたそうです。
最初は、様々な状態だけれども、
最終的には、みんな素晴らしい状態に持ってくる。
なので、最初がどんな状態だったとしても
笑ってられるし、信じられるし、待てるそう。

これは、臨床で子供と接しているときも同じ。

一見、わがままを言っていて
丸っきりできなそうに見えても、
「この子は出来る」と信じて接していると
本当にできてきます。

中途半端に信じていると
中途半端な結果(苦笑)

プレゼンターに接する時も
相手が、どうしたらやる気になるかを考えて接する。

何の利害関係も、必要性もない状態の人を
やる気にさせられるのであれば、
実生活で、利害関係がある方を
やる気にさせるのは、簡単なはず。

エムさんは、
だからこそ、ドリプラでは
目に見えない物に、フォーカスすることが必要と
お話してくださいました。

チケットの販売や
プレゼンの出来など
結果に直結するものに、目が行きがちですが
本当に、必要な大事な事にこそ
フォーカスをあてる。

他人にお願いする時の事にも触れていました。
ほとんど関係のないかたに、
チケット販売などを、
丁寧な文章でいくら書いても、失礼なだけ。
まずは、相手の為に出来ることをとことんする。
お願いをするのではなく、価値を伝える。

臨床でもおなじ。
飾りを付けた言葉でいくらお願いをしたところで
相手に、価値が伝わってなければ
動いてくれることはありません。

歯の磨き方を、ただ一方的に伝えるのではなく
歯を磨くことが、この子の生活でどんな価値があるかを伝える。

これが、出来れば子供は自分から歯を磨いてくれますね。

関係なことをやっているように見えるドリプラ。
でも、関わりが深くなってくると
色んな所で繋がっているのを感じます。

エムさん、講師を有難うございます。
あと一回、私も本気で向き合っていきます。