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なべちのブログ

好きなことを徒然書いていこうと思います。

私の故郷は、福島です。



東日本大震災から8年が過ぎて、街並みと一緒に、住んでいる方の気持ちも変わってきていると感じます。



東電の対応も、福島への風評や偏見も、いまだ納得は出来ていません。たぶん自身が同じ立場にならないと分かってもらえないものだと思っています。



そして、震災後に帰郷した私が一番納得いかなかったのは、一部の住んでいる方たちの考えでした。



全員ではありませんが、私が接する一部の方たちからよく伺う言葉がありました。
それは、『賠償金』や『補助金』。



『賠償金』は東電から、『補助金』は経産省から(加えて、『助成金』は厚労省から)。
これらは黙ったままでもらえるものではありませんので、ルールに則って申請することを求められます。
その中で、被害の代償をいただくために、本業をしない選択をする方たちが一部いることを知りました。さらには、本業どころか仕事そのものをしないことを選んでお金をもらう存在を知り、愕然としました。



高校の頃から、故郷は好きでもあり嫌いでもある、いつも心に引っかかってくる土地でした。
高校卒業後に地元を離れると、福島の足りないところを思い知らされたり、福島の良さを改めて感じたりする繰り返しでした。



福島に戻って、もう離れることはないと今は思っています。ここで生きていこうと決めました。
母がいて、弟夫婦がいて、親友がいる。そして、愛する人がいるのが故郷福島です。ここが私の中心で、ここから広げていきます。



ブログでは今まで語ることは避けていましたが、震災や原発問題を含めた福島について、私なりの強い想いがあります。



変わらなければいけないのは先ず自分自身であり、周りに変化を求めているうちは何も変わらないです。



災難や不幸は、相手を選ばず襲ってきます。襲われた側は、守るべき人のために頑張り続けなければいけない。『自分のために』より『守るべき人のために』と思うと、今よりもう少し頑張れると私は信じています。



自分の信念を他人に押し付けるつもりはないですが、震災後の被災者の一部に対して強烈な拒絶反応を今でも持っていて、悲しい気持ちになります。



自分だけ良ければそれでいいのか
故郷の未来を作るのは人任せなのか



素晴らしい未来にするのは自分達だという気概を持ち続けたいです。



今回紹介したいのは、『コントラフリーローディング』です。




コントラは『逆』
フリーローディングは『(他人に)たかる』
つまり、『逆たかり行動』
意味は、タダでもらう(たかる)より苦労して手に入れる方に喜びを感じること



何もしないで手に入れることより、対価を払って手に入れることを、ほとんどの動物は好みます。



ネズミを用いた実験ですが、ケージの中にいつでも食べれる状態のエサを置きます。そしてもう1つ、レバーを押したらエサが出る道具を、同じケージの中に置きます。賢いネズミは、レバーを押すとエサにありつけることに気付きます。その結果、ほとんどのネズミはいつでも食べれる状態のエサに見向きもせず、レバーを押してエサを食べるようになります。



魚でさえ、目の前にプランクトンがいても、手間をかけて海藻の中にあるプランクトンをわざわざ食べます。



ここで言えることは、働かないで得られる報酬には価値がないということ。動物とは働物と言い換えられるくらい、働くことに価値を見出す生き物なのだと。



例外として、働かなくてもエサをもらうことを選ぶ唯一の動物はネコです。理由は、究極の合理主義だから。話が逸れました。



『コントラフリーローディング』は、今の福島に必要なことと勝手に思っています。必死に頑張っている人が沢山いるのは知っています。それでも、今まで以上の負荷を背負って前に進むことが、福島には必要なのではないでしょうか。周りの県や国が驚くぐらいの『コントラフリーローディング』からしか、素晴らしい未来は福島に訪れない気がします。異論反論覚悟でこう思うのは、他県に行くたびに耳に入る『福島』のイメージ。
ただただ、悔しく思います。



最後に、

最近大好きになったマンガ、『アオアシ』



サッカーが詳しい訳じゃないですが、このマンガは今まで見たことがない視点です。



そして、熱い。



諦めない葦人が大好きです。