錯覚② ムンカー錯視 | なべちのブログ

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好きなことを徒然書いていこうと思います。

前回に引き続き、錯覚のお話。




今回は目の錯覚、いわゆる『錯視』について話したいと思います。




本当のところは、目ではなく脳が誤って認知しているのですが、同じものが違って見えたり止まっているものが動いて見える現象のスタートは視覚になるので、『錯視』と言われています。




『錯視』の代表的なものは、2本の同じ長さの線の両端に、それぞれ外向きと内向きの矢印を加えたイラスト。線の長さは同じはずなのに、外向きの矢印(↔︎)の方が短く見えてしまいます。




今回紹介するのは、『ムンカー錯視』。





色の錯視です。



上の2つは、同じ赤色の帯です。
下の2つは、同じ緑色の帯です。
皆さんは何色に見えますか?



上の図の帯の色は、左オレンジで右赤紫。
下の図の帯の色は、左黄緑で右青緑。
こんな感じに見えるのなら、それが『ムンカー錯視』。



周りの色から同じ色あいの色に誘導される『同化』と、反対の色あいに誘導される『対比』が原因で、違った色に認識してしまう現象です。



周りの存在によって、自分が違う存在に認識される。錯視の話ですが、現実社会にも当てはまるような・・・。



強く意識して見れば正しく認識出来るはずの『ムンカー錯視』。
物事を見る目と、周りに見られる目。それぞれ、これまでより意識しようと思いました。



最後に、




私が小さい頃にTVアニメでも放映していた『ダッシュ勝平』。
勝平の声は、ルフィやクリリンの田中真弓さん。私の世代なら、田中さんの声は絶対『あかねちゃ〜〜ん』と叫ぶ勝平の印象が強いはず。
話が逸れました。



初めはバスケ漫画だったのですが、最終的には卓球やフェンシングにも挑戦した総合スポーツ漫画の人気作です。



そのフェンシング編で、主人公の勝平が、鉛筆の端を掴んで軽く振ると鉛筆が曲がって見えることに気付いてフェンシングに応用したくだりを鮮明に覚えてます。

たいしたことでないのに、得意がってよく真似ていました。




これも実は『錯視』の一種。鉛筆を振ると曲がって見えるところから、正式名称は『ラバーペンシル錯視』だそうです。




『錯視』に興味があるのは、私の場合、たぶん勝平のせいです。