
本日、68回目の「終戦の日」にあたります。
昭和天皇がどのような御気持ちで68年前、
国民皆に終戦の詔書をお伝えになられたか。

現代語訳で載せられている方がいらしたので、
よくお読みいただければと思います。
日本が消滅せず今日まで有るのは、
昭和天皇のお心がGHQを動かした
ということがよく分かります。
天皇は国民をこれ以上苦しめることのないように、
お命と引き換えに御覚悟されていたことが
読み取れることでしょう…。
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【終戦の詔書-玉音放送-(昭和二十年八月十五日)】
《現代文訳》
私は、深く世界の大勢と日本国の現状とを振返り、
非常の措置をもって時局を収拾しようと思い、
ここに忠実かつ善良なあなたがた国民に申し伝える。
私は、日本国政府から米、英、中、ソの四国に対して、
それらの共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを
通告するよう下命した。
そもそも日本国民の平穏無事を図って世界繁栄の喜びを
共有することは、代々天皇が伝えてきた理念であり、
私が常々大切にしてきたことである。
先に米英二国に対して宣戦した理由も、本来日本の自立と
東アジア諸国の安定とを望み願う思いから出たものであり、
他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、
もとから私の望むところではない。
ところが交戦はもう四年を経て、我が陸海将兵の
勇敢な戦いも、我が多くの公職者の奮励努力も、
我が一億国民の無私の尽力も、それぞれ最善を尽くした
にもかかわらず、戦局は必ずしも好転していないし、
世界の大勢もまた我国に有利をもたらしていない。
それどころか、敵は新たに残虐な爆弾(原爆)を使用して、
しきりに無実の人々までをも殺傷しており、惨澹たる被害が
どこまで及ぶのか全く予測できないまでに至った。
なのにまだ戦争を継続するならば、ついには我が民族の
滅亡を招くだけでなく、ひいては人類の文明をも破滅
しかねないであろう。
このようなことでは、私は一体どうやって多くの愛すべき
国民を守り、代々の天皇の御霊に謝罪したら良いというのか。
これこそが、私が日本国政府に対し共同宣言を受諾
(無条件降伏)するよう下命するに至った理由なのである。
私は、日本と共に終始東アジア諸国の解放に協力してくれた
同盟諸国に対しては遺憾の意を表せざるを得ない。
日本国民であって前線で戦死した者、公務にて殉職した者、
戦災に倒れた者、さらにはその遺族の気持ちに想いを寄せると、
我が身を引き裂かれる思いである。
また戦傷を負ったり、災禍を被って家財職業を失った人々の
再起については、私が深く心を痛めているところである。
考えれば、今後日本国の受けるべき苦難はきっと
並大抵のことではなかろう。あなたがた国民の本心も
私はよく理解している。
しかしながら、私は時の巡り合せに逆らわず、
堪えがたくまた忍びがたい思いを乗り越えて、
未来永劫のために平和な世界を切り開こうと思うのである。
私は、ここに国としての形を維持し得れば、
善良なあなたがた国民の真心を拠所として、
常にあなたがた国民と共に過ごすことができる。
もしだれかが感情の高ぶりからむやみやたらに
事件を起したり、あるいは仲間を陥れたりして互いに
時勢の成り行きを混乱させ、そのために進むべき
正しい道を誤って世界の国々から信頼を失うようなことは、
私が最も強く警戒するところである。
ぜひとも国を挙げて一家の子孫にまで語り伝え、
誇るべき自国の不滅を確信し、責任は重くかつ
復興への道のりは遠いことを覚悟し、総力を将来の建設に傾け、
正しい道を常に忘れずその心を堅持し、誓って国のあるべき
姿の真髄を発揚し、世界の流れに遅れを取らぬよう
決意しなければならない。
あなたがた国民は、これら私の意をよく理解して行動せよ。
《動画:昭和天皇は玉音放送で何を語られていたのか》
http://www.youtube.com/watch?v=rIuxz8cZh60&feature=player_detailpage
《動画:終戦の詔勅 (玉音放送) ~完全版~ 》
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=1XMja7jwtV4

靖国神社へは今日は参りません。
亡き祖父様への想いを胸に、その娘である
我が母親を連れて、落ち着いた季節雰囲気を選び
「哀悼の意」と「感謝の心」を捧げに出掛けます。

旭日旗は本来、国民的祝賀の意匠でしたが
戦時中にあっては遠目で「日の丸」と「赤十字」の
識別が不可能なために、陸海軍で使用されました。

君が代は
>我が君(天皇)の治世の代
千代に八千代に
> 1000代も8000代も
さざれ石も巌となりて
>川に流れた小さな石が集積し岩のようになって
苔のむすまで
>苔が生える頃まで
天皇の治世は小石が化石状の大きな石に
変化するくらい(10万年?)続きますよ…