いよいよ天体ショー10日前ですが、
日本で貴重なこの現象のカラクリを
よく分かっていない人が周囲にいる…、
と、気付きまして、
ブログにしてみます。
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昨年 【皆既月食】 がありました。
母親とステディとルカと4人で
寒い想いをして眺めましたが…、
『満月なのに、オレンジでボンヤリしてたでしょ?』
と、記憶を呼び覚ましても
『ただただ、寒かった』
という感想しかないみたいで…、
あの皆既月食の時は、
帰宅が遅くて、私もその日だと忘れていた、
(月食は日食より話題性が低いせいなのか?)
夜半あたりでその日だと気付いた、
そんな状況でしたから
外に出たら皆既状態寸前であり、
4人(うち1匹は人間語は理解不能…)を
呼んで見せても…
『うぅぅぅ(寒ッ)、確かに暗いね。』
といった感じで、その後満月に戻った
地上の明るさとの対比を見せたくても、
既にみんな寝てしまっていたんですね。
4人のために書く気分で書こうかなと。
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【月食と日食の違い】
月食は必ず夜に起こります。
『夜空のお月様を地球の影が隠す現象』
満月だと、街灯が無くても歩けるほどの明るさ
かと想いますが、それが地球の影によって…
うすボンヤリ…。。。
一方、日食は必ず太陽が上がる昼間に起こります。
『太陽の光を月がさえぎる現象』
完全に重なる日食のうち、上の段が
月が太陽を隠しきる 『皆既日食』 で、
下の段がリングになる 『金環食』
今回の5月21日は 『金環食』。
【金環食と皆既日食の違い】
金環食は、完全に月が太陽を隠すまでの
最大の 『部分日食』状態が…
マンガに出てくる感じの
『ブラ下がれる三日月』
のような状態になっていき、
重なった時、リング状になります。
一方、皆既日食は、
完全に月が太陽を隠すまでの
最大の 『部分日食』状態が…
月が太陽の光をギリギリまでさえぎり、
『ダイヤモンドリング』
という現象を起こして
神々しい光を放ってから、
このように天空に浮かぶ月から
地球上では決して見ることの出来ない
『コロナ』 というプラズマの放射光を
見られることになります。
これが皆既日食。
この 『コロナ』 が見られるか否かが
今回の金環食との違いです。
専用の装備をする専門家などは、
プロミネンス
という水素原子の赤い炎の
雲のようなガスを観測できる
貴重な機会でもあるようですね。
では、なぜ完全に月が太陽を隠す
日食でも違いがあるの?
それは、前出図の通り、
月と地球の距離の違いから
コロナが見られるか、リングになるか
その違いになります。
この辺りまでは、
義務教育の復習あたりでしょうか。
では、なんで月と地球の距離に違いが出るか?
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【月と地球の距離の違い】
ここまで質問される人々は周囲にいないので
私、こちらで勉強しました↓
http://www.moonsystem.to/moonfaq/001.htm
こちらによると…
地球の周りを月が回っている、その軌道が
完全な円ではない 楕円軌道だということ。
そして、18年の周期で軌道の向きが
変化しているそうです。
しかも、どうやら地球の公転
(太陽の周りを回っている運動)
の影響や、その他天体の引力の影響で
回転軸が一定ではなく、月の位置が
遠かったり近かったりするそうです。
月と地球の平均距離は384,401kmですが、
平均で27日と13時間18分の周期で
遠近を繰り返すそうです。
遠近の距離が一定ではない
という現象は、他の天体の重力的影響が
無視できないということで、
その影響で運動が乱されることを
「摂動」
ということですが…、
この辺りで、私の脳が激しく
プロミネンス
を繰り返し始めましたので、
おしまいにしたいと思います。
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私は、天空上でどうして太陽と月の大きさが
ほとんど同じになっているのか?
そこが一番、知りたいのですが、
何方か、ご存知でしょうか?
不思議な巡り合わせ
としか、言いようがないのですかね。