私は 『無知』 を責めるつもりはありません。
『無関心』 は愛のない、
謂わば一番非情な態度だとは思いますが。
知らないことは沢山あって当たり前で、
要は純粋に聞く耳を持ち、取材し、そして
自分の立場で判断し理解すれば良いだけのことで、
『無知』 = 『愚か者』 ではなく
『無関心』 = 『不届き者』 という風に思う。
もちろん、大臣にまでなって沖縄の歴史に疎いのは
単なる 『無知』 では済まされませんが。。。
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人はみな 【主観】 でものを考えがちだと思いますが
自分という身体とその感知器で世界を見ている以上、
自分に宿った魂がどう受け止めココロの中で響かせるか
それに寄って感じながら、そして知性と理性で制御
しながら自分の考え方や態度を判断しているので
同じ事案を目の前にしても、その対応は各々少しずつ
違っているのは、実に当たり前の現象と言える。
逆に寸分違わない反応の人がいることの方が不自然
ということが言えると思う。
そう考えると、人の運命も人の数だけあるのも
ごく当然のことで、同じ事案に遭遇した時の
【知識】 やその人の 【考え方】 【立場】 【属性】
が大きく影響することは明らかだと思う。
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これからあげる例は、『無知』 であるがゆえに
『運命』 を左右してしまった一種の 『哀しさ』
があると思います。
司馬遼太郎先生の 『竜馬がゆく』 で藤堂平助という
新撰組の一員を描写しているシーンがありました。
確か、竜馬(歴史小説ゆえ、筆者の構想もあって
『龍馬』ではなく『竜馬』と表記)が薩長同盟の仲介人
として京へ昇る時、大坂天満八軒家の船着き場で
船に乗り込む人員を新撰組のメンバーが京から出張し
検問に掛けて居るシーンでした。
藤堂はその隊長として検問にあたり竜馬に気付くが、
自分が 『北辰一刀流』 という剣術の同門の後輩に当たり
そのよしみもあって、やり過ごして逃すといった
シーンだったと思います。
竜馬も、藤堂はじめ新撰組も、同じ 『尊王攘夷』
(天朝崇拝・外国人排除)という点では一致していても、
徳川幕府擁護か否かで大きくその 『運命』 は違った。
歴史は竜馬の方に輝き、徳川ご大切の新撰組が
敗れることになる。
内患外憂の時代にあって、時代の流れというなの
『運命』 (= 【時勢】 と言うべきか) に
敏感であった世界を知る一部の志士たちの活躍や
彼らの環境や置かれた立場を存分に利用、或いは
造り上げた側に、当然歴史は開けたのだ。
この船着き場のシーンで、旧聞の仲の竜馬と藤堂は
お互いを認識していたが、竜馬はとぼけて幕府が恐れる
薩摩藩士であると押し通し、藤堂も仲間の新撰組隊士に
気づかれぬよう竜馬を逃しているシーンだった。
元々剣術修行では同門にいながら、幕末のギリギリに
あっては主義主張の立場を異にした立場にあった2人。
小説であるので、実際にあった場面ではないと思うが
藤堂は自分の属する派に時勢はないと悟っていた
がため、竜馬を逃したという描写をしたのであろう。
このあとの司馬先生が書かれた竜馬のセリフを、
最近思い出して噛みしめている。
長州の支藩である長府藩から用心棒に付けられた
三吉慎蔵 (『龍馬伝』では筧利夫さんが配役)
に船が出てから言ったセリフである。
『運命とは9割が自分の不明による罪だ。
藤堂は友達(=新撰組)が悪かったが為に、
今となっては道を引き返すわけにはゆくまい』
と述べている。
藤堂には政治思想はなかったようだった。
しかし、雇われ師範として近藤が主宰する道場に
出入りしているうちに、京都で尊王攘夷の暗殺事件が
絶えなくなり、それを取り締まる組織に近藤が
道場ごと応募して拠点を京へ移し、
藤堂も新撰組の一員になってしまった。
それを小説『竜馬がゆく』では
『不明による罪』
と表現していて、自分自身ハッとする思いだった。
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今、テレビでは韓流ドラマが頻繁に流されたり、
韓流に魅了されてしまった、罪のない政治的 『無知』
の方は沢山いらっしゃると思います。
その方々も 『不明による罪』 に貶められているように
感じてしまいます。
韓国は超反日国家であり、そして反日教育、竹島を
独島と呼称し、東日本大震災の募金で集めたお金で
占拠まで企て、その資金に転用してしまいました。
私は大学時代の友人や仕事でお世話になった中国人
の方を、反日国家「中華人民共和国」の人間だから、
嫌いになれ
と言われても難しいです。
「三國志」も、「中華料理」も
嫌いになれ
と言われても難しいです。
しかし、共産党政権によって言論を統制されている
中国は日本にとっては政治的には危険な存在であり
問題があるということは分かっておく必要があるし
核ミサイルを日本海越しで構える北朝鮮は
言うまでもなく、
反日的な態度の韓国もまたしかりだと思います。
それでも韓流が好きという方を責めるつもりはありません。
『好き』 なものを 『嫌い』 になれ
とは言えないものです。
私はヨン様好きなら好きなまま、韓国という反日国家
の実態をしっかり知ってもらいたいですし、
日本の国益を損じないように、
日本人としての立場は別だ
と、分かってもらいたいのです。
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先に、『竜馬がゆく』 の藤堂を引き合いに出したのは、
同じ日本人であるのだから、気付いて欲しいのです。
韓流ファンでも、なにファンでも
うかれてメディアに踊らされてはいけない。
テレビは「やりすぎ」だ!
何かにつけて “韓流ブーム” に結びつける手法に
気付いてもらわないといけない!
日本人という点で一致している我々は、共通見解として
特亞(中国・韓国・北朝鮮、さらに露西亜…)の国々は
震災の混乱に上じては領空侵犯をしようとしたり、
義援金を別の使途…しかも、我が国の主権を脅かす
行動への資金に当てようとしていることなど、
知っておいてもらわないといけないと思います。
そして 選挙権がある以上 『無知』 では済まされない
ことがあると思います。
韓流ファンにも民主党は韓国に媚びすぎだ
と気付いてもらわないといけないのです!
趣味趣向は気持ちから動かされている 【主観】 で
あるために、その死角にある危険に気付かされず
後では引き返せない、または取り返しのつかない
事態になっていることがあるようです。
“韓流ブーム” の死角に、自らの実存が護られている
ところの 『日本』 が脅かされる事態になったとしたら
貴方は “韓流” どころか、『日本』 で普通に暮らせる
素地を失う事態を招きかねないと理解して頂きたい。
私はそう思います。
_________以下・余談_________
日本人としての自覚。
この点では、倒幕派だろうが新撰組だろうが、
幕末日本人の方がよっぽど優れていたと思います。
幕末の志士は、みな 『尊王攘夷』 でした。
ただ、現政権を批判するか否か。
それが最大の違いで、考え方・立場の差異であった。
批判の勢力が協力してついに政権を終わらせた。
それまでの 『尊王攘夷』 を、世界を知ることで
愚かだった
と悟り、そして“Yellow Monkey” と白人から
揶揄されながらも文明を輸入し、
しかも…
【猿真似】 で済ませることなく 【和洋折衷】 という
カラクリと手品を施して “Made In Japan” を確立し
【創意工夫】 の発展を遂げ、さらにそれをアジアへと
輸出して護ろうとした歴史があるのだ。
この明治維新の素晴らしいところは 【士農工商】
というヒエラルキーの頂点に属する武士によって
それまでの秩序を一旦崩壊させ、民衆の全てを【国民】とし
国をほとんど手探りで組み立て直したのだが…、
中心になったのは武士の中でも下級であり、安穏とした立場で
寝耳に水だった上級の武士の抵抗はあったにせよ、
新政権が起こって不平士族の反乱が収まらない時期に
おいても、旧幕府側の人間を優秀であれば登用し、
また新しい 『運命』 を与えたこと。。。
これによって、新政府という 【国家】 は、立場を超え
天皇陛下のもと一つになり、貧乏と重税に耐えながら
『富国強兵』 を目指して “坂の上の雲” を目指し
たった40年で世界の一等国になれた。
それがわが日本人の祖先であり、
世界に誇れる近代革命の歴史を有すると
日本人は胸を張って良いと思える所以なのです。
なんで “韓流” にココロが踊るのか…。
中国のような 『海賊版』 文化ではなく、
韓国のような 『盗作的』 娯楽ではなく、
私はやっぱり 『創意工夫』 の日本が一番好き。
それだけは誰にも変えられないと思います。
ステディにも、ルカにも(笑)