【現実を持ち物と考えるなかれ】:世の中は、所詮、身体も棲まいもすべては借り物。 | なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪

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何かの?誰かの?お役にたつ話題や
考え方もあると信じて続けたいと思います。
ご感想・ご意見・いやいや!
それは違いますよ!!でも勉強になるので、
何でも言っちゃって下さい!!
おもしろ楽しく、でも真剣に
なべちゃりんブログは、ここにあります♪


37回に渡る長い長い連載の余韻で、
多少疲れてはいますが…。


これから春に向けて、自宅の大掃除や
軌道に乗ったリハビリを続ける母親を
さらに多くの時間を自立した生活に
結びつけてもらえるように導いていく
ための時間に遣いたいので、


ブログは思いついた時に書き溜めた
気ままな自動更新にしていきたい


と思っています。。。



最近、忙しくしていましてペタを
怠り気味ですが、どうかお許しください。



温かいコメント、お言葉に
大変感激しています。



ありがとうございます。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、震災を通じて感じたことは、
皆さんそれぞれお持ちのことと
思われます。


特に、人生観、価値観には大きく
影響を及ぼしたのではと思います。


私の場合は、全く別業界から建築の道
を志して転向した者ですから、

特に不動産や身の回りの持ち物、
資産に対する考え方が影響しました。



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我が家は繰り返し改築を行っています。


児童であった頃、父親がガンで亡くなり
新築当時から懇意にして頂いている大工さんに
お世話になって、3部屋で営業していた2階の
下宿を、総2階建ての5部屋へ大改装した
経験があります。


沿線に大学が多く、ターミナル駅へのアクセスが
便利な良い環境のために、男子大学生に人気があり
母子家庭の収入の助けになりました。



しかし、同時に 【伊豆群発地震】 がありました。


幼い私には大きな影響があったと思われます。


元来、絵を描くことが好きで、
特に構造美に感じ入ってしまう少年だったので

のちのち耐震構造に興味も持つに至ったこと、
そして、懇意の大工さんのお仕事を見ていたこと、



この二つの要素が私を建築士へと一念発起させた
要素として大きかったと思います。



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しかし、不動産や資産に対する考え方は
甘かったかもしれません。


東京では、慎ましく生きてもなかなか
3代は持たないです。


当家は旧借地法により200㎡以下の
住居専用借地権で、家が持ち物。

しかし、築60年になるので借地権の更新と
新築費用を考えたら、恐ろしい金額になる。


この点をどう考えるべきか?




震災以前は、借地権を更新するにあたり
持ち家が現在の性能では意味がない…。


この点にかなり苦心していました。



クルマで言えば、60年近く載っているものを
その都度手を加えながら騙し騙し維持してきた
ようなものです。


クルマは普通、税金を払って公道を走りますから
地代を払って借地で棲んでいる点は、クルマ同様。



クルマは贅沢をしなければ新車でも
軽自動車で100万円前後、
普通車でも200万円~300万円で収まります。


国産ならそれで10年10万キロ使えるという
考え方で、上手く行けば15年載れてしまう。



しかし、家はそうは行きません。
我が家のように40坪の土地に総2階建てを
建てようと思ったら、4,000万円は下らない。



気軽に建て替えなど、考えられる金額ではない。




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そういう苦心を抱きながらの

東日本大震災でした。




$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-未曾有の巨大津波、平地飲み込む





【全ては命あってのこと】



【身体も含めてこの世のものは全て借り物】




という考え方の原点に立ち返ったら







家屋がボロイことは考えても仕方ないことで、









【カタチあるものは何れ崩れる】





要するに、時期が着たら




借地権など放棄して、転居を考えば良いだけの話。


一旦緩急あらば…という状況においても
持ち物は出来るだけ少ない方がよいわけであって、
逆に借地権の方が身軽で良かったかも...





建築に携わってしまったがため、建物の性能に対して
観念の固着はあったかもしれません。




築年数を考えたら、改築など 『焼け石に水』 で
建て替えるのとあまり変わらない費用が掛かってしまう。


だったら、良いものに建て替えなければならない…とか




考え過ぎていたと、気付いてしまいました。






生き方の方が重要であって、あまり長い展望を
考えても仕様が無いと考えるようになりました。




しかし、高齢者で療養中の母親の心療を第一に
考え、来るべき事態が来たら仕方なしとし
数年後の更新をにらんで、いくつかの選択肢を
ステディを交えて相談することにしたいですね…。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-2011_12_20



一番の幸せは、一人で居ても親愛なる人々と一緒
でも、出来るだけでストレスフリーの環境造りを
しておくことですね。






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そして、何といっても世の中は全て、






【因果応報】 であり、【輪廻転生】





前者を深く考え過ぎると、




『終わってしまった変えられないことへの自責』



にハマって精神的に良くないですが





今後を考えた時、今は過去の集積であって
今は未来の展望への布石になります。


必ず連続性があって、その時間の中でしか
人間は生きることは出来ません。


なので、変わらない過去を省みることは重要。




故に、一個人的なことも、周辺の関係についても
そして政治・経済・外交に関わる国家についても、


歴史を俯瞰的に客観的に、現時点からの目線で
逐次把握することは非常に大切です。



因果は頭で考えるというより、全体を把握する。

それが重要だと思います。






後者は、止まらない時間の中で刻々と森羅万象は
変化しているのであって、必ず今あるものは
未来には何かに変わっていくということ…。





クルマも家も、いつまでもそのままで
あるはずがないのです。


お金もそうですし、物品もそうですね。






お金は、社会の血流のようなもので、
止まってしまったら、その先は壊死致します。



今年、母親の脳内に血栓が出来て意識障害になって
大変な想いを致しましたことは、37回に渡る
昨日までの長い連載や、その前の連載などによって
ずっと書いてきました。



うつによって寝たきりになって、体質や遺伝により
高脂血症であった母親は、脳内に血栓ができ
その副作用によって 【パーキンソン症候群】
という高齢者独特の症状へと連鎖した…。




このように、【流れ】 は止めると大体異変に繋がる。




同様に、経済活動も止めてはいけないのです。
お金は世界経済の血流のようなものです。
詰まってしまったら、障害がでるわけです。





物品も私はそうであると考えていて、経済活動の
中の “流通”にも関わるかもしれませんが、
例えば、何時か使うと思って仕舞い込んでいる悪
とは絶対あると思います。



有効に使って頂ける何方かに進呈するとか、
『今までありがとう』 とココロの中で念じて
この現前の物質の世界へ還すことの方がある意味
有効ではないかと思っています。




そのための 【断捨離】 であれば素晴らしいです。




想い入れもあるでしょうが、その想いは
その物品が役割を果たせなくなったこととの
バランスを考えて、今の自分に必要なのか?
を考えて、必要でなければ身の回りは出来るだけ
単純にしておいた方が、震災などの非常時には
とても助かりますし、また妙な未練が無くて
身軽で良いように思いました。





お金を遣いながら稼ぐ、新しいものを取り入れる、
古いものから学んだり融合させたりしながら
新しい考え方や発明に結びつける…、




取り込みながら放出する…。




要するに人体でいえば 【呼吸】 のようなもの。
【新陳代謝】 というべきか。




【因果応報】や【輪廻転生】 という考え方は
科学的にも整合性が取れているわけですね。






この地球上で、物質の宇宙の中で常に循環し
姿形を変えながらその都度与えられた役割を
果たしているわけですね。




手元にあるものが老朽化したり見劣りしたりで
自分を介しその役割が無くなったことや


或いは、手元のキャパシティーから飽和したり
自分の目の届かない物品が増えていったりで
内に害を及ぼすようになったものについては





いずれは切り捨てていかなければならない…。




3月・4月の暖かい季節までに
母親にも “老前整理” を行ってもらいたい…




のですが、モノがない時代に生まれた人を
説得するのに難渋している最中です(笑)





私の家屋についての考え方も、ここに住み続ける
という一点に考え方が 【固着】 してしまうと
金銭的にも精神的にも無理も出てきますし
融通が効かなくて身動きが取れないことになる。




まずは住む続けるとしても、転居するにしても
先立つものとどのように生きていくかによって
もっと固執しない生き方の選択肢を見出せるはず



そう考えて、あまりお金を掛けすぎず今の環境を
少しずつ良くしながら、次の展開のための蓄財と
身動きが取りやすいように 【断捨離】をしよう
と思っています。




******************





お金に関しては、仕事との関係もありますね。


仕事は私の場合、今後は介護との両立もあります。
母親への介護や資産管理も立派な仕事と考えています。


主婦が家事に専念するより、公的な援助がある面で
より仕事と思えます。



加えて自分の時間に出来る仕事を最大限やればいい。
そのための資格やルートはあるので、絶やさずに
精進もしていきたいと思ってます。





介護を仕事と捉えて、さらに相続税対策を兼ねて
受け継いできた資産から生前贈与として、それを
年金型積立をして社会で運用に回しておけば、
家系の中でも世間への還元にも一応成立はします。


年金をまったく払えず、家庭のやりくりで疲弊し
さらに親の面倒まで手がまわらない方々も
いらっしゃいますが、母親の介護もすることで
現生産年代として、最低一人の高齢者を扶養している
ことに変わりありません。



あまり背伸びして贅沢三昧しなければ
今のところはどうにかなりそうな感じではあります。




そして、今の生活が保たれているその恩恵は
身の回りだけで独占することなく、








世間様に如何に還元するか








物品もお金も、上手く使い、上手く運用し、



それと同時に、今一番やらなければいけないこと
であるのは、東日本大震災の被災者の方々への
募金や復興援助など出来る範囲で自分で見付け
やらせていただくということだと思っています。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-東北魂!3_26




私は震災を通じた混乱にあって家庭的事情が
危機に瀕していました。



しかし、どうにか事態を打開できた。



そこで積むことが出来た 【徳】 は
自分だけの 【得】 とすることなく
世間へ還していくことが自然の 【流れ】
であって、そうすることで再び自分への
【徳】となり、この世界で循環していくこと…




それが最も理想的だと考えています。