【旅日記2008夏・奈良/大阪/京都へ(6)】: 『凍れる音楽?』 薬師寺東塔へ | なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪

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奈良の旅を続けています
なべちゃりん一行。


大仏と興福寺を参詣いたしまして、
次なる目的地は?



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (1)

薬師寺であります。



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法相宗大本山薬師寺。



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こちらも世界遺産であります。



伽藍配置は以下の通り…

$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-薬師寺伽藍配置

均整が取れていますね。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (3)2

伽藍の外側、南門正面から。

左右に塔が会って対照になっている
ことが良く分かりますね。

あと、ステディとPやん、同級生と
あって修学旅行気分ですねwww



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (3)3

回廊と繋がる中門の手前に入場口
がありまして、東大寺とは違い
『検問』的な雰囲気です。

ややおじさんの顔を見て緊張して
しまいました...



左右の塔にかなり沢山の人たちが
いらっしたので、先に金堂に向かいます。


$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (4)

大仏を拝する東大寺より小さく感じ
ましたが、色使いの荘厳さは
薬師寺の方が印象的でした。


ただ、享禄年間(1528頃)の戦火で
焼け落ちてしまい、創建当時のものは
有名な東塔だけ。


金堂や西塔、大講堂などは1970年代に
順次再建がなされたということ。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (5)

ステディが何やらポーズ取ってますね?



中央の薬師如来像のマネをしているよう
ですが、どうやら撮影禁止という振りも
込みだったようですね。

$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-薬師三尊像

向かって左に月光菩薩、右に日光菩薩。

菩薩なので『修行中』ということゆえ
お弟子さんを左右に従えているって
ことでしょうか?



薬師如来は医薬兼備の仏様です。
人間にとって一番恐ろしいものは
死を招く病気です。

体が動かなくなるのも、身の不幸、
心の病も病気です。

欲が深くて、不正直で、疑い深くて、
腹が立ち、不平不満の愚痴ばかり、
これらもみな病気です。


応病与薬(おうびょうよやく)の法薬で
苦を抜き楽を与えて下さる抜苦与楽
(ばっくよらく)の仏様が薬師如来。
だそうです。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (6)

薬師如来像の台座の文様で、東西の
文化交流がわかるようです。

台座の框(カマチ)には上から
ギリシャの葡萄唐草文様、その下に
ペルシャの蓮華文様がなされています。


$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (6)2

各面の中央にはインドや中国の神像が
あしらわれていて、国際交流の軌跡を
確認できる点で、奈良がシルクロード
の終着と言われる所以はここにある
というわけですね。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (9)

金堂を大講堂側から見てみました。
左奥が東塔。右奥が西塔。

後ろからの写真は中々ありませんから
貴重かもしれません...



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (7)

続いて大講堂です。
2003年の再建され、正面41m、奥行20m、
高さ17mあり、伽藍最大の建造物です。



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制作時期、本来どこにあった像であるか
などについて謎の多い像である三尊。


かつては金堂本尊と同様、「薬師三尊」
とされていたが、2003年の大講堂再建後
寺では「弥勒三尊」(みろくさんぞん)
と称しているそうで、大講堂を唯識教学の
真の研鑚道場[けんさんどうじょう]と
して親しまれることを望んでいるようです。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (10)

釈迦十大弟子

2500年程前インドで、お釈迦さまやその
多くのお弟子さまが、日々厳しい修行を
されていました。

中でも優れた十人が釈迦十大弟子です。


苦行の末に羅漢となられたその心や人格
精神性等を具象の像とし、お姿は原初形態
で制作し、平成14年(2002)に彫刻家
中村晋也師よりご奉納されたということ。




さて、伽藍の奥の聚賓館では。。。


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ちょうど、我々が行った日から開催
されていた石井竜也さんの【顔魂】
(かおだま)の展覧会が行われて
いました。


そういえばテレビの番組で石井さんの
創作活動を紹介していたのを見た直後
だったので、非常に良いタイミング。


$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (12)

ダルマやお面の日本文化を石井さんの
個性で創意工夫した模様ですね。



$なべちゃりん的な考え方?? 宜しければ、戴いて下さい♪-09_06 (13)

米米クラブ時代からファンだった我々
にはとても嬉しい催しでした。

薬師寺に行ってまさか見れるとは、
本当に偶然でした。




最後に。。。


『薬師寺のハイライト』を撮り損ねて
いましたので、人気まばらになった
タイミングを見計らってカメラに
納めて参りました。



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薬師寺東塔。


薬師寺で唯一創建当時より現存している
建物で、1300年の悠久の時を重ねてきた
歴史をその姿から感じられます。



『凍れる音楽』 と形容したのは、
明治期において西洋文化崇拝の風潮の
中で見捨てられていた日本美術を高く
評価し、研究を進め、広く紹介した
アーネスト・フェノロサ(米)である
と言われているが、


『建築は凍れる音楽』
というフレーズ自体がフェノロサ以前
からドイツなどで使われていたので、
実は出展不明の形容になるとのこと。



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3人でようやく集合写真。


さて、日も暮れかかってきたので
法隆寺に行くことはどうやら無理
な情勢になってきました。


次回の旅への宿題が出来ましたね。



続く…