マジ寒いっすよねぇぇ
木枯らし1号と、
独り言をトチっては
『あ~あ~
』
と声を枯らしている
なべちゃりん
です。
『そう⇔うつ』の第一回目
『頑張れ!』という言葉の刃物
についてです。
私は4年前、
当時の仕事のストレス
(アフターサービスという名のクレーム処理)と
母親のうつを介護しているうちに
自身が『うつ』に
追い込まれました。
まず、
いくつもの重大事を同時に抱え、
頭の中は『負』のスパイラル。
楽しみをたくさん抱えるならまだしも、
キツいキツいことを抱え込まざるを
得ない状況が半年続いた時、
1:食事は喉を通らない
2:ボーっとして人の話が入ってこない
3:芸術を楽しむことがうっとうしくなる
特に、流れていれば自然に入り込んでくる
テレビや音楽がうるさくなる
4:そして睡眠障害…
遅くに帰り、
うつの母親を
うつの息子が
『頑張って』面倒みて
床につくのが1時~
それからが長い・・・
いろんな想いや考えが巡り
ようやく2~3時に寝た
と思いきや・・・
4時には早朝覚醒。
また1日が始まることに怯え
とりあえず毎日、早朝に
辞表をしたためてから
出勤…
まるで遺書を書いて言うような!!
まったく知らされていないクレームについて、
残された資料を元にあちこち歩き調べ、
そしてお客様に叱られ、
クライアントには知らん顔され、
会社も、会社を守るためという美名のもと
お前がとにかく何とかしろ!の一点張り…
クレームの対象や金額が凄すぎて
プレッシャーのかかる毎日。
状況は日々代わり、追い詰められて、帰れば
人生走りきった初老でうっくつした母親の姿…
助けは何もなく、誰もあてにしてはいけないと、
自分に言い聞かせて、焦りながら自分を酷使
している(されている)うちに…
もう死にたい
と思い始めました。
4年でどうしてここまで復帰できたかは
また別の機会に。。。というか、
お恥ずかし話もあって、小出しに
オブラート包装しながら考えます (^-^)/
今は『うつ』に対する理解も深まり、
実はツラいことだけではなく
マリッジブルーに代表されるように、
人生の中でも晴れやかなことでも、
人は『うつ』になることが知られています。
ターニング・ポイントや区切りなどで
ハッとココロに空白ができた。
そこで、気持ちの切り替えや指針を
出せずにウロウロすることも
『うつ』になる原因らしいです
私も周りも、自分が『うつ』になる
とは想像もつきませんでした
知人で『うつ』や『精神障害』の人間がいると
単に『ココロの弱い人』と労りつつも、
やや嘲笑していた部分があり
反省しています。m(_ _)m
しかし、母親がなり自分もなってみて
『頑張る』ことには限界があり、
カラダが壊れるまで無理して
『頑張る』ことの怖さを
思い知らされた数年間でした。
その意味で、
相手の状況をまったく知らずに、うかつに
『頑張って!』
ということは、
ものスゴく危険な言葉だ
と思っています。
本人の状況、顔色から
激励して良い状況なら
良いのですが、
頑張っても頑張っても成果が出ない人に
『頑張って』は
ご本人にすれば
『これ以上、何を頑張れって言うんだよ!』
と思われているに違いないです。
例えば、阪神大震災のとき、
『頑張って』と地元の方々に激励したくなりますが
地元の方々は激励より、欲しいものは
復興のためのボランティアや一枚でも多くの毛布
だったりします。
愛情のない人ほど、
うかつに『頑張って』といいますが、
時には態度や行動で愛をカタチにする
必要があるのです
『頑張って』
実はかなり乱暴な言葉だったというお話…
『うつ』で苦しんでいる、苦しんできた人たちへは
頑張らないで下さい。
カラダあっての、アタマが働いての人生なんだから…
と言いたいです
『うつ』やご老人の介護をやっている方々も
頑張らないで下さい。
行政も弱者をこれ以上頑張らせないで下さい
お願いします…
なべちゃりん