時代の変わり目
先週見られなかった大河ドラマ『江』ですが今日の昼間の再放送を見ました。
今回のテーマは『秀吉の死』でしたがドラマにおける彼の死はなかなかカッコイイものでした。史実や多くの小説、ドラマ等では秀吉は死ぬ間際にかなりもうろくしてしまい徳川家康や前田利家らに『秀頼の事をくれぐれもお頼み申す』と涙ながらに訴えながら息を引き取った事になっています。しかし別の史書では病気になって寝たきりの状態にありながらも最期まで頭脳は明晰であったとも記されています。
どちらも事実であったとするならば晩年の秀吉は現在で言うところの『まだらボケ』であったのではないかと推察します。
ドラマで描かれたように元服間もない秀頼を過度に心配したかと思えば三成が家康ら五大老の下に置かれる事を不満に思うと見越した上で家康との会見に同席させて目の前で家康の手を取り三成ら五奉行よりも五大老の方が立場が上である事を宣言したりと抜け目のない所も随所に見せているからです。その上、家康が語るように勝ち目の薄い朝鮮出兵に固執するような常軌を逸するような言動も目立ってきています。
いよいよ臨終と言う所となって己の関わってきた女性達に遺言とも言える言葉をかけていますが、さすがは希代の人たらしと言われた秀吉だけあってその言葉に涙しない女性はいなかったようです。特に圧巻だったのはラストシーンで描かれた本妻のおねを演じる大竹しのぶの演技でした。涙と共に語られる慟哭はこの日最大の見せ場でしたね。秀吉役の岸谷五朗の老いの演技もなかなかだったし全体的に明るい作中にあって死と言う重い内容をしっかりと描けていたと思います。
しかし、戦国時代に畳の上で死ぬ事ができた秀吉はやっぱり幸せ者だったんでしょうね。
今回のテーマは『秀吉の死』でしたがドラマにおける彼の死はなかなかカッコイイものでした。史実や多くの小説、ドラマ等では秀吉は死ぬ間際にかなりもうろくしてしまい徳川家康や前田利家らに『秀頼の事をくれぐれもお頼み申す』と涙ながらに訴えながら息を引き取った事になっています。しかし別の史書では病気になって寝たきりの状態にありながらも最期まで頭脳は明晰であったとも記されています。
どちらも事実であったとするならば晩年の秀吉は現在で言うところの『まだらボケ』であったのではないかと推察します。
ドラマで描かれたように元服間もない秀頼を過度に心配したかと思えば三成が家康ら五大老の下に置かれる事を不満に思うと見越した上で家康との会見に同席させて目の前で家康の手を取り三成ら五奉行よりも五大老の方が立場が上である事を宣言したりと抜け目のない所も随所に見せているからです。その上、家康が語るように勝ち目の薄い朝鮮出兵に固執するような常軌を逸するような言動も目立ってきています。
いよいよ臨終と言う所となって己の関わってきた女性達に遺言とも言える言葉をかけていますが、さすがは希代の人たらしと言われた秀吉だけあってその言葉に涙しない女性はいなかったようです。特に圧巻だったのはラストシーンで描かれた本妻のおねを演じる大竹しのぶの演技でした。涙と共に語られる慟哭はこの日最大の見せ場でしたね。秀吉役の岸谷五朗の老いの演技もなかなかだったし全体的に明るい作中にあって死と言う重い内容をしっかりと描けていたと思います。
しかし、戦国時代に畳の上で死ぬ事ができた秀吉はやっぱり幸せ者だったんでしょうね。