ハフハフ | 闇鍋日記

ハフハフ

知ってる人は知ってると思いますが(当たり前じゃ!)私は東京の下町出身です。場所はあの『寅さん』で有名な葛飾柴又。中学卒業まではいましたから人生の半分弱はそちらにいた事になります。ところが最近”俺も群馬県人”になったなぁと思う事がたまにあるのです。それは数カ月に一度は『煮ぼうとう』が食べたくなるようになったからです。群馬は香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどんと並ぶ日本三大うどんの一つ水沢うどんの産地ですがそれとは別に山梨県が有名なほうとうも名物になっています。ただしこちらは『東毛地区』と呼ばれる県東部のみのようですが…。うどんとの違いは麺の幅にあります。名古屋のきしめんをもっとだだっ広くした感じでイタリアンに例えるならばきしめんがフェットチーネやタリアテッレなのに対して群馬のほうとうはラザニアと言った感じですね。これをたっぷりの野菜や鳥肉と味噌味の汁で煮込む訳ですが薄いほうとうに出汁が染みて実に滋味深いのです。口の中を火傷するほど熱い煮ぼうとうを汗びっしょりになって食べているから群馬の人は暑さにも寒さにも強いのかもしれません。
こっちの方の人はこの『煮ぼうとう』を親しみを込めて『煮ぼと』と呼びますが群馬県東部の人間にとってのソウルフードなのでしょうね♪