いきなりですが、
昔の土鍋は使用する際に色々と制約がありました。
底が水濡れしたまま火に掛けてはいけない。
洗剤は使用しない。
空焚きしてはいけない。
などなど・・。
ホームセンターなどで売られている今の土鍋は、こうした制約があまり無いので(空焚きはできませんが)初めて聞く話、という方も多いのでは。
昔からの伝統的な土鍋のひとつに伊賀焼き(三重県)の土鍋があります。
焼き上がりは風合いがあって、軽く、保温性がとても良い土鍋です。
が、今の土鍋と比べ、扱い良さの点で一歩譲り、
鍋料理の専門店などでは使われていますが、
一般の家庭ではあまり見かけなくなりました。
また、ヒビが入ってしまったと返品に来るお客さんもいて、売るお店でも扱いが難しくなってきたようです。
以前、耐熱土を購入するため、年に何度か伊賀に出向いていました。
最初に訪れた時、陶土店のご主人に言われたのが
「伊賀の土鍋はヒビが入ってから10年。
10年使えば土鍋の達人・・」
でした。
先日たまたま拝見したブログの記事。
まだお若い方のようですが、ご夫婦で軍鶏鍋のお店を訪ねられた際のブログです。
美味しそうですね。
頂く前に記念に撮った料理の写真はブログでたくさん見ますが、
空になった土鍋の写真も添えてありました。
コメントを読むと
「美味しくいただきました。こういう店の土鍋のヒビってやたら味わい深くないですか? 我が家の土鍋もここまでしつけたいもんです。」
とありました。
陶土店のご主人、そしてこの土鍋を作ったお職人の方が読めば、嬉しくなるコメントです。
by / 久慈



