その日、私は朝4時に目が覚めた。
前日、新入社員が成長を見せる活躍をしてくれたので、飲みに連れていった。
彼は実家を離れ初めての一人暮らしを行っている。
休日はどこにいったりするのか聞くと「2連休なら大阪にいきます」といっていた。
うむ、大阪ってそんな身近に行けるものなのか?前に行ったけどすごい遠かったぞ?いやまてよ?
自分だって昔は、とある田舎に住んでた時、片道100分かけて東京に月に2回は遊びに行ってたぞ?遠いと感じるのは、それだけ探求心がなくなったのか?考えてみれば自分の知識や興味ってふらふら街中を歩いてた時に偶然目に入るものから始まるからな。
そんなこんなで、大阪って本当に身近なのか?そして探求心が枯れていないことを証明しようとしていざ大阪へ!!
列車に揺られる間に読んでない本を読み切ろう。
仕事的には左だが、休みなら休みで仕事を考えないようにするスイッチの切り替えができないから最近疲れてるんじゃないか?ということで右を選択。以前同期に
「あっきゅんはジャズとか香水とかジャンル持ってるはずなのに、いつもつまらない株とか原油の話するからもてないんだよ。ワインとか興味を引くジャンル覚えたら?」というアドバイスをいただき買ったもの。株とか原油だって人に合わせて話を持ち出すんじゃい!!一般人との飲みでそんな話はぜんわ!!と反論したい。
しかしこの本を読むことはなかった。隣の席のおばちゃんがやたらに声をかけてきたから。
「私は京都にお墓参り行くの。ご先祖様を大切にしてる?」
「お墓を大事にしないといけないわよ。ゆくゆくあなたに返ってくるわよ」
乗り換えまでの30分をお墓トークで話せるなんてすばらしい。ジャンルを極めるということはこういうことなんだな。自分もワインで30分話せるような男にならなくては・・・
そんなこんなで死後のことを考えこの旅は始まった
