岡田目線
今日はゆうなぁ2人で雑誌の取材と撮影があった。
お仕事は一応終わってるからもう帰るだけなんだけど、さっきからうちの嫁さんが見当たらない。
少し前にゆうなぁもぎおんでちょっと遠出のロケ仕事があった時に、後輩のために買ったお土産と共にどっかに行ってしまった。
最初はすぐ戻るだろうと思って待っていたけど、全然戻ってくる気配がないし
さて、探しに行こうかな。
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何人かのスタッフさんに聞いて回ったところ、今日はフレッシュメンバー達でお仕事があるらしい。
多分そこにずんちゃんとかずっきーとかいるんだろうなぁ。
嫁さんはフレッシュメンバーの楽屋にお土産を持って乗り込んでるに違いない。
やれやれ
私という後輩がありながら、他の後輩達に世話を焼くなんて
まぁいいけどね
だって
だってね
私はきっとあの子の特別だから
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コンコン
「はーい」
お、田口愛佳の声だ!
ガチャ
『ゆうちゃん』
呼びかけると、振り返って笑うあの子が可愛すぎる。
口をもぐもぐさせている。
後輩達のお土産をちゃっかり自分ももらってるんだ。
ニヤニヤしちゃうほど可愛いなぁ。
『なぁちゃんも食べる?』
気の抜けた声。
大好きな声。
優しくて甘ったるい声。
『ッツシーーー////あっはは、なぁちゃんも食べていいんですか?』
『いいよ〜』
後輩達の挨拶に軽く答えながら、お土産のお菓子をひとつ貰う。
『おいしい!ゆうちゃんありがとお(о´∀`о)』
「奈々さん幼稚園にゆいりさんをお迎えに来たみたいになってますよ笑笑」
誰かに言われた。
『確かに笑ゆうちゃーん、お家帰るよ〜。』
みんなにイジられて顔が赤くなってる。
うちの嫁、可愛すぎるでしょ!
もうお土産も渡せたし、たくさんお話もできたし、ということで2人で楽屋に戻ることにした。
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楽屋に戻った瞬間にゆうちゃんを膝の上に抱き寄せる。
急なことで対処できず、バランスを崩したゆうちゃんが私の膝の上に座った。
しっかり抱きしめて逃さない。
ぎゅうううううう!!!!
こんなにぎゅうってしてるのに、珍しく嫌がらない。
それでも耳が赤くなってるのが後ろから見えるから、ああ可愛いなぁって思ってまたきつく抱きしめちゃう。
『なぁちゃんあのね』
『ん、どうしたの?』
『実はなぁちゃんに渡したいものがあるんですよ。』
『お!なんだなんだ!!』
抱きしめる力を緩めると、素早く離れられる。
ありゃりゃ、ほんとは嫌だったのかな?
自分のバックをしばらく漁って、あった!!なんて嬉しそうにしながらこっちを向くゆうちゃんを、これでもかというほど愛おしく思う。
いたずらを思いついた子供みたいに、にやにやと近づいてくる。
背中に何かを隠しながら
『じゃーーん』
『え!なにこれピアスじゃん!!』
『お詫びの品です。』
照れ隠しなのか、敬語で話すゆうちゃん。
お詫びの品なんて言葉知ってたの偉いねぇ。
『なぁちゃんあの時ごめんね』
申し訳なさそうに、控えめに発せられた「ごめんね」
この世でこのごめんねに勝るごめんねはない!!
あああああああああ//////もお!!可愛すぎるから!!
『あの時っていつのこと?』
『ピアス勝手に借りたのに、無くしちゃったから』
『ああ!あの時か!あははは笑そんなの全然怒ってないし、忘れてたくらいだよ。』
『知ってる。忘れてるの知ってたけどいいの!』
ちょっとムキになって、渡したかっただけだからいいの!なんて言ってくれるゆうちゃん。
勝手に私のピアスを使うなんて、よくある事だし、むしろ私は、ゆうちゃんが私の物を身につけてくれることが嬉しくて、わざとゆうちゃんに私のピアスを付けるよう仕向けたりすることがあるくらいなのに。
それどころか、これ付けてみてってゆうちゃんに私のピアスを付けさせて、似合うからゆうちゃんにあげるってやるくらいなのに。
どうしてあの時のピアスを無くしたことをそんなに引きずってるんだろ?
『ゆうちゃんありがと。ほんとに嬉しい。ありがとう』
なんでもない日にゆうちゃんからの贈り物。
噛み締めるようにありがとうを口にする。
あ、もしかして、
私がなんでもない日に急にプレゼント貰うとキュンとするって言ったから?
よく見るとこのピアス、私がゆうちゃんにあげたやつに似てるような、、、
もしかして、お揃いにしたかったの?
ねえゆうちゃん
そうなの?
あまり多くを語ってくれないゆうちゃん。
そんなゆうちゃんにいつも振り回されて、手のひらで転がされて、気分屋さんだったり、不器用だったりするところも大好きで、愛しい。
『ゆうちゃん、ありがとう。』
何回目かも分からないありがとうと共にゆうちゃんを抱きしめた。
すると控えめに背中に腕が回される
ゆうちゃん!!!!
ああもうほんとに、可愛すぎるから!!!
大好きだよ。
今日というなんでもない日がたった今私にとって、かけがえのない記念日になりました。