みなさんのまわりに裁判員経験者はいませんか?
みなさんのまわりに裁判員経験者はいませんか?
この呼びかけの主旨は、置き去りにされがちな
言いたいことはあるけど言えない・言うべき場所を知らない
という裁判員経験者の内に抱える声なき声を聞くことにあります。
裁判前から裁判中までは手厚く対応してもらえます。
法廷、評議を通した体験は貴重です。
人ではなく行為を観ていくことでメディアが語るものとは違う事件の姿を見ることになります。
しかしながら、
裁判後は互いの連絡が取れなくなること
守秘義務や裁判中の体験が元で心のケアが必要になることもある
など、制度にはまだ足りないところもあります。
差し引いても裁判員を経験することは意義深いですが、経験者や周囲の人達の交流や心のケアが迅速に成されなければ、せっかくの貴重な体験が重荷になりかねません。
ひとりで抱え込むことはありません。
経験者同士が話すだけでも気が楽になるものです。
ご家族、同僚、友人、知人に経験者がいましたら、このことをお伝えください
制度は改善されていく必要があります。
裁判員経験者ネットワークという組織も活動をはじめています。
このネットワークごしに、もう一度同じ裁判を過ごした裁判員と出会える可能性もあります。(相手の意思もあるので確実ではないですが)
私はネットワークに参加していますが、そこまでは、という方もいらっしゃると思います。
もう放っておいてくれ、という方もいるでしょう。
参加するしない以前に、孤立感だけはなくなればと思いました。
ネットワーク参加だけでも、人によってはハードルが高いかもしれませんから。
経験者の方とお話しできた場合は、匿名などの要望にも答え、どんな小さな声でもネットワーク側にお伝えします。
私は大田区に住んでいますので、都内近郊であれば直接、他の地域の方であればメールでお話しできるかと思います。
枠もなにもないところで、ただ話すことからはじめましょう。
裁判員には誰でもなる可能性があり、これらは裁判を終えたあと直面する問題でもあります。
これから裁判員になる方は、これだけは覚えておいてください。
裁判後はお互いの連絡先を任意で交換してもかまいません。
裁判所では裁判後、同じ裁判を過ごした裁判員の連絡先を仲介してくれません。
心のケアを受けるのは決して恥ずかしいことではありません。
また、指定された機関で受けなければいけないものでもありません。
ネットワークでは、臨機応変な裁判所の対応と穏やかな訴えかけによる改善は目指していますが、今そこにある不安を少しでも取り除くべく声を発しました。
裁判所によっては、部分的に改善されているかもしれませんが、少なくとも私は連絡先の交換をしてもかまわないことを後日知りました。
このブログをお読みの皆様、ブロガーの皆様、ご賛同いただけましたら、インターネット内外に、様々な方法でこのことを知らせるべく、ご協力ください。
連絡先 渡辺英輔
参考:裁判員経験を書いているブログ
http://ameblo.jp/nabe-rx/entry-10655342876.html
記章番号 東京00708