はじめの一歩はネットの役割ではないのかも | 喫茶柊

はじめの一歩はネットの役割ではないのかも

どんなに良質なサイトでも、偶然行かないですね。

探しても見つかるか、というと、これも難しい印象があります。

思い切って考えれば、興味を呼び起こす初期衝動は、ネットの役割ではないのかもしれません。
私たちはPCをあたりまえのように様々なシーンでツールにしていますが、普通の人は違う。


であるなら、TVCMや街を歩いて目にしたものや人づてに聞くことがまずサイトへの誘引になるのでしょう。

(そういう意味でならTVCMは失敗だらけですが)
この段階では、Twitterやブログなども補助・補完的なものにもならない。
まずPCに人が来ていない、来ていても多くの人はいつもと同じ場所にしか行かない。

行けば大体の情報は得られる(気になる)
さて、動画コンテンツアドバイザーと名乗っている私はなにを提案するのか。


ロックバンドに限定すれば、会場でパンフを配る、会場前にQRコード付きのポスターを貼る、はたまた地域振興のお手伝いをして、そこで認知を図る。
そうしないとサイトにさえ来てもらえないよ、と提案する。

来てもらってもそこがつまらなければ、あるいは立ち上がりが遅ければ(無駄に長いフラッシュがあるとか)もう来てもらえないでしょう。大手や有名なサイトの真似なんかしてもお金の無駄です。でも、やりたがる。


逆に言えば、来てもらえた時は、すでに初期衝動では意味が薄いんです。

そこで「改めましてこんにちは」から始まって「自分たちは~」と説明しても意味がない。リンクでも貼っておけと。


来てもらったら、もう理解を深めてもらい、興味を固定するというか、知りたい情報を並べておく。
もう、情報を得に来てるわけですから、シンプルに与える構造のほうがいいでしょう。
その上で販売までつないでいく。
あとは維持ですね。


何度も来てもらうサイトにするのは情報の共有などといいますが、ニッチサイトはもっと踏み込んでコミュニティを形成して初期のうちはオフ会でもしてしまえばいい。とにかく大手にはない魅力を全面に出す。

ファンと一緒に街のお掃除でもいいんですよ。

十分な企画になるし、地域振興もできて、映像的にも面白い。

ファンと近づきすぎるやり方は、間違えるとおっかないですが、初期のファンは運営に組み込むくらいでもおかしくはないと思う。普通と同じ、今まで聞いてた方法と同じじゃタレントは埋もれます。

あとは当事者・管理者が途中でバテないことでしょうかね。

飲食のコンサルでもそうですが、ちょっとうまくいくとすぐ飽きる。元に戻る。

継続は力なり、といいますが、正直継続してるだけでは力たり得ない。

ある程度話題になれば、ネットだけでも誘引は可能でしょうが、はじめは直接訴えることが重要、ってのをちょっと極端に話してみました。

(ここらへんは飲食業起業時の「接近戦」初手によく似てるので、考えを進めてるのは面白かったです)


えいすけ