しがない静岡県民のつぶやき 38 (参議院補欠選挙で思う) | しがない静岡県民のつぶやき

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静岡県では、今回、衆議院選挙と合わせて参議院補欠選挙が行われています。これは前回の知事選で当時、参議院議員の岩井茂樹氏が出馬した為の補欠選挙です。

この、補欠選挙には、共産党の新人、鈴木千佳氏が立候補しています。

彼女は胸に9の文字のペンダントを付けて選挙戦に臨んでおり、これはテレビのインタビューによると、憲法9条の改正を阻止すると同時に、日本国憲法を守る意味合いがあるそうです。

 

前回の静岡県知事選では、共産党は川勝平太氏を応援しました。

その時、川勝平太氏は中日新聞の知事選政策アンケートの中で、

「コロナ禍で私権制限の必要性も指摘されている。改憲は必要か?」

の問いに対し、「必要。憲法に「国土」の条文を置き、「国土の象徴」として富士山を位置づける。さらに国民と国土を守る「国防」の項を設け、世界の恒久平和が実現するまで自衛処置、必要最低限の武力保持を加筆する」と答えています。

 

日本国憲法の前文には、「日本国民は恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあります。

川勝平太氏は世界の恒久平和が実現するまで、武力は持つべきであると言っています。平和を愛する諸国民の公正と信義は信用できないから最後まで武力を持つべきであるいう主張です。また、武力を

保持しなければ、或いは行使しなければ恒久平和は達成できないとも言えます。これは平和憲法に反する考えです。

 

さらに、国防という項を憲法に明記し、自衛処置を講じるべきとも言っています。自衛処置とは何でしょうか?私が考えるに、自衛処置を講じるのは国民です。すなわち、国防の一端を国民に担えとする考えだと思います。

その上、必要最小限の武力保持と言っています。これは相対的に考えれば、仮想した国の武力と同じ武力を持つと言う事です。

 

川勝平太氏は改憲派であり、平和憲法を蔑ろにしています。

共産党はこのような信条を持つ川勝氏を前回の知事選で応援しました。今回はその静岡県知事選に出馬した候補の補欠選挙です。

この選挙で、鈴木千佳候補は得意げに9の文字のペンダントをつけていますが、ペンダント自身はつけて欲しくないと願っていると私は思います。