前回のつづき
「タートル琉投資の魔術」から引用
わたしは奇妙なことに気づいた。
タートルの中で、その時もまだ限度一杯に持ち高を維持していたのは、
私ひとりだった。
他のタートルはみな不可解な理由から、
リッチとビルから教わったシステムに従うのをやめていた。
実習(研修後)が始まったばかりで、失敗するのがいやだったからなのか。
2月限灯油があと数週間で期日を迎えるからなのか、
あるいは単に もっと保守的なトレーディングスタイルを好んだためだったのかはわからない。
しかし、ほかのタートル達は、どうして私と同じ講座を受けながら
2月限灯油を最大4ユニットの持ち高をしなかったのか、
わたしにはどうしても解せなかった。
トレンドをつかみ損ねるな。
私たちタートルはこれを、耳にタコができるほど聞かされた。
なのに、どうだ。
研修終了後、わずか数週間で、
タートルの多くがむざむざチャンスを見逃した。
リッチとビルに教わって肝に銘じたことがある。
一時的な下落に見舞われ、利益に逃げられても
ジタバタせずにそれに耐えろということだ。
だから、私はその通りにした。
価格が下落しても12枚の契約をすべて持ち続けた。
たった2、3日で利益は、およそ5万ドルから3万5千ドルに目減りした。
利益が減るのを目の当たりにして、大きなポジションを取っていた他のタートル数名は、契約を手じまいした。
すると市場が目を覚ました!
翌日、価格はふたたび上がり始めたのだ。
すぐに以前の最高値を超えて上がり続けた。
契約が期日を迎える1日か2日前に価格は天井を打った。
この取引で、私は他のタートルの3倍を稼いだ。
教わった手法を貫いたことが報われた。
リターンの違いは、知識とは無関係だった。
すべては、感情的、心理的要因にあった。
馬鹿げた話ではないか。
当時、もっとも有名なトレーダー(リッチとビル)の教えを受けたのに、
飛びぬけて聡明な人達(タートル)が上記の通りだった。
極めて含蓄のある文である。
この著者のカーティス・フェイスは前回書いたとおり
生物学上の変種か、変人で心理的、感情的要因に流されないタイプ。
1000人から選りすぐられた13名が数10億ドルも稼いだリチャード・デニスから教育を受けたにも関わらず上記のとおり、ルールを守ることができないのだ。
世間では、タートルの奇跡と言われているが、
2人の掛けは引き分けだったと思うと後述している。
タートルの約半数近くが、
利益が上がらないか成功とは無縁だったことはあまり知られていない。
のだそうだ。
ただ、救いは
当初ルールが守れないタートルの中にも、
数年後世界で指折りのトレーダーにのし上がった者もいたことだ。
ボクは、実感している。
システムは、順調に利益を上げている。
なのに、実際の資産曲線は、ほぼ横ばいに近いのだ。
その理由は、ルールを守り順調に稼ぎ、欲が出て数量を増やしたり
情報に左右されてシグナルと逆に張って大負けをするのだ。
カーティス・フェイスの言葉がチクチクと痛い
昨日も今日も 裁量エントリーしそうになりながら自我を抑えた
含み損に傾いた時は、画面を消した
せめて1か月でも ルールを順守したい。
学生ではないが、”夏休みの課題”としたい。と思っている。
最近読ませて頂いているブログに興味深いデータが掲載されていたのでご紹介したい。