46年間生きてきて、
私はまぁまぁ波乱に満ちた人生で
(自分ではそこまでとは思っていなかったけど、
人からは波瀾万丈と言われます)
それでもその割に出会いや巡り合わせには恵まれて、
なんだかんだ言って結果的には良い方向に向かうので、
幸せな人生だとは思ってきましたが、
唯一恵まれない点は、
私自身が頼れる場所がないということです。

人からは頼られることが多いですが、
私が安心して頼る場所、甘えられる場所がないというのは、
唯一不幸な点だと思ってきました。
完璧な人生はないので、
私はその部分が欠けている運命なのだと
思うようにはしていますが…。

頼れる存在がない=すべて自分で解決するしかないというのは、
非常にしんどいものです。
「頼ればいい」
「手を抜けばいい」
「頑張らなくていい」
と人は簡単に言いますが、
いやいや、それは言うほど簡単なことではありません。

もし私が頑張らなくなったら、
すぐさま生活は崩壊し
子供たちは児童相談所送りでしょう。
そう思うと、
結局は誰にも頼らず頑張り続けていくしかありません。

なぜこんなに頼るのが下手になってしまったのかと言えば、
母親が依存的な人だからだと思います。
「あなたのため」と言いながら、
実は自分のために子供を縛り付けて依存する母親は実に多いものです。

そんなことなので、
私は誰かに頼りたい時、
誰に頼って良いのかわかりません。
安心して頼れる先がないのです。

けれどもそれではいつかダメになってしまうこともわかっています。
職業柄、本当の自立とは、
上手に人の力を借りることであると知っていますから。

そういうわけで、
どうしようもなく疲れてしまった私は、
先日その頼りない母親に向かって
八つ当たりをしてみました。

私は一人で抱えきれなくなっている。
本当は子供たちへの責任を
一人で背負っていく重圧に耐えかねている。
子育てを見守って手を貸してくれる存在が必要だが、
私にとってのそのような存在になれるよう、
もう少し努力をしてはもらえないだろうか、と。

これまでのいろいろな出来事を通して、
母も少しは成長したようで、
昔よりは私の言いたいことがわかるようになったらしく、
どうしたらそうなれるか考えてみる、と言ってくれました。

そうなのです。
私が答えを出すのではダメで、
母が自分で考えて自分なりの答えを出してくれなければ意味がないのです。
その事が少しは伝わったようで、
あぁ~母も成長したのだなと思いました。
ダメだと思っていた母も
変わる力を持っていたのかもしれないと。

変わろうと努力すること、
伝える努力をすること、
時が経つことは、
大切なことなのだと思いました。
何事にも時間はかかるものなのかもしれません。
その変化を待てるぐらいには
私も年を取ったのかな…?

これからは私も
もう少し肩の力を抜いて生きていけるようになれたら
幸せなことだと思います。


訪問看護師さんが
患者さんからいただいてきたお花。






日々の元気のもとです。


 

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