彼が、空港から家まで光の速さで帰ってきた。


私から衛生観念について、問われて破局の危機を感じたらしい。


あまりにも足の裏が黒く汚れるので


「もしかして、土足で家の中、生活してる?」


と聞いたら、「それは、絶対にない」と言われた。


うん、よかった。


少しはマシになった汚部屋を見て喜んでくれた。


お互いの衛生観念について、話し合ったやはり、衛生観念について価値観を擦り合わせるのは難しい。


しかし、食べ物の趣味があり得ないくらい気が合うので、自然と仲直りした。


一つ気がかりなのは、料理以外の家事は私がやっている。


初めが肝心なので、しっかり分担を決めていきたいところではあるが、結局頼んでも私が気になってやり直しを求めてしまいそうだ。


ひとまず、私からの「不衛生!!」と忠告の入った台所下を収納スペース片付けてくれた。


空いたスペースにダンボール2箱の荷物を収納することができた。


彼のいいところは、私が言ったことを対して反論せずに、即行動してくれることだ。


どうすれば、お互いに快適に生活できるのか?これからの課題である。