京都 貴船神社、奥宮に行くまでの道の横に流れている川です。
すごいエネルギーだなあ、といつも思う・・・。
この力強い水の流れ、この自然、そして神社の神聖な雰囲気。
うん、やっぱりすごい。
また行きたいなあ・・・。
以下、読書記録です。
盛大なネタバレあり。
『恋愛ブランク女子のための運命の人の見つけ方』
卯野たまご
メディアファクトリーのコミックエッセイです。
卯野たまごさんの本は他にもいろいろ持っているのですが・・・。
先日自分を振り返ったときに・・・・
8年ほど、自分にできる限りの時間とお金を使って、頑張ってきたことが、ぜんぜんなんの成果もでなくて・・・
自分だけの努力でできることではないし、よくよく考えてみたら、使ったお金の総額も、新車を買えるくらいの額を超えたことに気づき、そろそろ、潮時なのかな・・・・と思い始めたり。
ブログとかにも弱音を吐き、「ああ、どうしようかなあ・・・」と思ったときに、ふと、本棚から、手に取りました。
別に「恋愛したい」と思ったわけでもなく、卯野さんのかわいい絵に癒されようと。
なんとなーく読み始めました。
そこに、今の自分を振り返る言葉をたくさん見つけたので、備忘録的に書くことにしました!
恋愛にブランクのあるいろいろな立場・環境の女子が、マンガの中で、卯野さんのアドバイスを聞いて、自分からいろいろ行動したり、流れに身をまかせたりして、状況がよくなっていく、という、絵もかわいくて、ほのぼの系のお話です。
実話もあるのかもしれないし、フィクションもあるのかもしれないけど、結構、等身大の感じの女子がでてきて、かわいいな~とホント思います。
しかし、この本の中では、卯野さんは、一応「占い師」としてでてきているけど、ほとんど占っていない
でも、逆にそれがいいのかも!と思います。
「占いでこういう結果が出ました! ○か月後に出会いの予感です!」と言われて、
「当たった」「はずれた」となってしまうより、
「今の状況はこうですが、こうなるために、こんな行動してみましょう!」と、現実に落とし込んだアドバイスがとても良いのです!
卯野さんの作品では、占っていたり、この本のようにあまり占っていなかったりするのですが・・・
自分の勝手な想像ですが、卯野さんは、占いや自分の感覚をひとつのツールとしているけれど、他にも、自分の経験を通して知っていること(お師匠様からの言葉とかも含めて)や、自分で勉強した、「人生をよりよくする考え方」を発信しているような感じです。
自分の占いで、「この占いは当たります!」「私は霊感で当てます!」とか、
スピ的に、「この神社でお願いすれば叶います!」「このお守りを持てば願いは叶います!」とか、
それも悪いわけではないし、それが、本人の心の支えになったり、なんらかのポジティブな要素があればいいと思います。
けど、卯野さんは、占いやスピを、現実に落とし込んでいるというか・・・
「引き寄せノート」とかもそうだし、もっと言えば、引き寄せの法則、心理学的なこと、脳科学的なこと、自分の人間的な経験など、そういうものをうまく融合して、わかりやすい言葉やコミックエッセイで、かわいく、重くなりすぎないように、幸せを探す人たちのお手伝いをしているような感じかなあ、と思います。
スピ的なものに比重を置きすぎている話は、自分は理解できなかったりするので・・・。
あくまで自分の感覚ですが、羽賀ヒカルさんの本を読んでもそう感じました。
羽賀ヒカルや、そのお師匠様も、最初のきっかけは「占いを知る」ということだったけど、どんどんそれを学び、広げていったことで、「占い」をはじめとしたスピ的なことだけにとどまらず、いろいろなことを知って、自分の意識を変え、それをうまく現実に落とし込む方法を知ったんじゃないかな?と思います。
羽賀ヒカルさんの本や動画などは、スピ的なことだけでなく、うまく現実世界にリンクして、いろいろなことを解説していて、「へー、なるほど!」と思うことがたくさんあります。
スピ的なことだけ書かれている本やブログなどは、「結局、霊感的なものがないとわからないのね」と、夢物語のように思えてしまうので・・・。
さて、この本の中で、自分を振り返るきっかけになった言葉はたくさんあったのですが・・・・
まずは、
「本気ですか?」
です。
卯野さんが、「自分の仕事や趣味も大切だけど、彼氏がほしいな~」と言っている友人たちに、「占って!」と言われて、返すセリフ。
「じゃあ、聞くけど・・・・本気ですか?」
と聞かれたら、思わず、自分を振り返ってしまう。
自分の場合は、恋愛じゃないけど、目標として努力していることの芽が出なくて、もうそろそろ潮時かな・・・となんとなく思っているときに読んだので、ハッとしました。
そうだよな・・・8年前は、これをやってみたい!こうなりたい!って、本気だったんだよね・・・・と思い出しました。
他にも。
本の中では、「恋愛をするための」アドバイスとして書かれていますが、自分は、「自分の夢に対して言われているような気になった」セリフとして・・・。
「自分を整える!」
恋愛になりそうな雰囲気でも、自分のこころや体が整っていなくて、チャンスを逃してしまう女子へのアドバイス。
でもこれって、恋愛に限らず、なにかに向かって努力していくときに、いつチャンスがきても、いい結果がでてもいいように、そのつもりで行動する気持ちが大切だな、と思いました。
「何がいけなかったのかと思うと苦しくて・・・」
「じゃあ、考えるのをやめましょう。今までは考えすぎて運命が変わるきっかけを見逃してしまっただけです」
「この先どうなるかとか、ダメだったらどうしようとかは置いといて、流れに乗っかってしまいましょう!とりあえず考えずに流されてみる!」
なかなか恋愛できないまま時間が過ぎてしまった女子が、周りはもう結婚している人たちを見て、どうして自分だけそうなっていないんだろう、自分の何が悪かったんだろう、と言ったときのアドバイス。
これ、自分にもあると思う・・・
夢に向かって、自分にできる限り時間もお金もかけて努力しているけど、結局は、持って生まれた能力や、コネがないとダメなのかな?と思ったことが何度もあります。
考えて努力しすぎて疲れました・・・。
というときは、ちょっと引いて、流れに身を任せてもいいのかもしれないな、と思いました。
「自分が変わりたいように変わる」
こういう自分になりたい!と、自分を自分で変える方法。
恋愛に限らず、こうなりたい!と思っている目標や夢がある人にはとても有効な気がします。
いわゆる、思い込み効果とか、アファメーション、潜在意識、引き寄せの法則のなりきり法に近いものがあると思いました。
卯野たまごさんのコミックエッセイは、ほのぼのしていてどれも大好きですが、とても深い言葉がいろいろあって、本当に人生の勉強にもなります!
自分との約束で、あと1年半は、夢に向かって頑張ってみようかな、と思いなおす力をくれた1冊でした