母はかなりのモラハラ気質で、小さい頃からよく父はこんな人と結婚したなぁ…よく我慢できるなぁと思っていました。

だから中学生の頃、父に女の影がチラついた時も全く嫌な気はしなかったし、父にも安らげる場所があると知り逆に安心したのを覚えてます。

祖父母が母に追い出されてからも父はよくあたしを祖父母宅に連れて行ってくれましたが、毎回打ち止めをされていました。ただ祖父母宅に行くだけでも母のモラハラが始まるんだと悟り、行けなくなるのを恐れてあたしは絶対に本当の事は言いませんでした。

中学生になり、あたしが自分の意思で祖父母宅に泊まりに行くようになると

『いない方が清々するわ』

などと嫌味を言われましたが、その頃には既に母に対して何の感情もなく、早く家から出たい!早く結婚して自分の家族を作りたい!と思っていました。


あたしの結婚願望が強かったのはそんな家庭環境のせいだったのかも知れません。


すっぽん小町