長女が小さい頃、とても仲の良いSと言う年上のママ友がいました。Sの長男と長女が同い年だったこともあり、Sとは毎日一緒に児童館へ行き、一緒にお昼を食べたり午後からは公園へ行ったりして1日中遊ぶこともしょっちゅうでした。4歳くらいの時に隣町に引っ越してからもよく遊んでいましたが、Sに2人目となる女のコが誕生し、産まれました!!とその子の画像をもらった直後から連絡が取れなくなりました。
画像を見て、あたしは「もしかして…?」と思いましたが、何も聞きませんでした。でも、連絡が取れなくなったことでその不安が確信に変わりました。Sの長女Rちゃんには生まれ持った障害がありました。
一応、保育士の免許を持つあたし。何かあればいつでも相談に乗るからね!とだけ送ってSからの返事を待ちました。
2ヶ月後、ようやく心の整理がついたSから連絡があり、自分の口からRちゃんはダウン症だと教えてくれました。元々明るくて楽観的なS、その時にはもう吹っ切れた様子で障害なんて関係ないとRちゃんを溺愛し、あたしにRちゃんが幼稚園に行くようになったら加配に付いてほしいなんて話もするようになっていました。
そんな中、あたしの離婚騒動が始まり、元旦那の鬼畜ぶりにかなり衝撃を受け、それはそれは心配してくれました。
離婚するまでは「大丈夫?」「心配で心配で…」とよく連絡をくれたS。あたしは、Sとは一生友達でいたいと思っていました。
だからこそ、旦那と付き合った時も再婚が決まって妊娠した時も、すぐに報告しました。でもSからの答えは「色々おめでとー」の一言でとても冷たいものでした。
きっと再婚までが早かったので、離婚してから男に夢中だとか子供の事も考えずに自分の事ばかりだとか尻軽な女だという印象を与えてしまったのかも知れないと思い、こちらからはあえて連絡せず、Sから連絡をくれる日を待つことにしましたが、あれから6年、Sから連絡がくることは2度とありませんでした。
結局「人の不幸は蜜の味」と言うことなんでしょう。不幸な時は不幸話を聞いて楽しみたいから連絡をくれるけど、幸せになってしまったらつまらないんでしょうね。あんなに仲が良かったのに…あたしが幸せになろうとしたら連絡がなくなるなんて夢にも思いませんでした…。あたしの事、分かってくれてるようで全然理解してくれてなかったんだと思うと悲しくなりました。
所詮ママ友なんてそんなものなんでしょうか?
あれから、ママ友とは深い仲にならないと決めたのは言うまでもありません。