採卵当日
寝てない彼と2人で朝から行って
順番のカードを取り
(30分前に着いたけど5番だった)
車で待機する
時間になりドアが開き
一斉に受け付けが始まる
私は呼ばれて、待機する個室に案内される
そこから4、50分待つ
超絶緊張して来る
まぢでこえぇぇよぉぉぉ
そしてついに私の番
今回は優しそうな看護師さんだったけど
手を握ってもらいたいと
いう暇もなく
手術室に行き足がおっぴろげになる
台に座る
有無もせず始まる
その間たまたま肩に手を置いた
看護師さんの手を
痛かったかもと後で心配するくらい
ぎゅーーーーーっとにぎり
看護師さんがやることがあって
優しく手をほどかれ
その後も手をぎゅーーーーーっと
ぐーにして力を入れてて
採卵は終わった
思っていた100分の1の痛さだった
血液検査の注射の方が痛いかも
緊張しすぎて終わった後
泣きそうだった
良かったぁ終わったぁ
と安心して
結構うきうきで待っていたのに
その後先生からしょっくな話がある
「核となる卵が無かったんだよねー。
空胞って言うんだけど、それだったの。」
今回は私の好きな女の先生が採卵してくれ
たから本当にいい雰囲気だったから
上手くいく気がしてたのに
やっぱり私がどこか悪いから
妊娠しないんだなーと実感
好きな先生が眉をはの字にして
口をへの字にして
残念そうに話してくれて
なんでこんな優しいんだろーと
うれしかった
今回はまだ1度目だから
たまたまという可能性も十分
考えられるから
来月もう一度やって
それが空胞だったら
また方針を考えましょう
ってことになった
ここの病院は自然排卵を推奨してて
月に1個だけ卵子を採るって感じで
チャンスは1回1個
でももしこのまま来月も空胞だったら
排卵誘発剤を使ったりするのかもしれない
一筋縄では行かないんだ
やっぱりすんなりいくなんて
無いんだ
すごく落ち込んだ
このまま出来なかったらどーしよう
めっちゃ怖くなった
そんなのやだ
その話を車に戻ってから
彼に話し
彼は私を励まそうと
色々言ってくれたけど
苦笑いが精一杯だった
採卵の時に身体に針を刺したから
そこから感染症とか起こさないように
抗生剤を2回飲まなきゃで
その1回目はすぐロビーの水で飲んで
と言われ
朝からほとんど何も食べてない胃に
薬を入れたもんだから
その後は吐きそうなくらい
胃痛が酷くて
しばらく悶えた
でも彼がゲーセンのスロットにはまってて
(昔はちゃんとしたところでがっつりやってたみたいだけど今はお金ないのでゲーセンで楽しんでます)
座ってるだけだし一緒に行って
遊んだら
私がものすごく当たりを出し
彼はそんなじゃなくて
不満気で
ラーメン食べてから
また違うゲーセンに行き
またしても100円で
私がメダル2000枚くらい出して
めっちゃレアなやつが出たらしく
彼も手汗もので興奮して
その後彼ももっとすごいやつ当てて
2人で6000枚近くメダルを出した
どっかの誰かが私の気分を
あげようとしてるなーと思った
そして本当に気分が良くなった
時々針を刺したっぽい場所が
しくしく痛むけど
精神的にはだいぶ上がった
たくさん笑って
とりあえずまた来月がんばろってなった
さくっと終わりにしたかったけど
まだまだ先は長そうだ
彼と彼の友達の赤ちゃん
かわいいなぁ
2人とも愛しいなぁ
こんな日が来るかなー
それとも来ないのかなー
