〘 ワニのお話⑥顔の名称〙 | ワニ好き夫婦の日常

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ワニが大好きな2人の日常を主に書いてます
爬虫類、哺乳類、両生類、鳥類、魚類の20種の41匹と共に暮らしてます職業も2人とも動物関係です
できる範囲で動物保護もやっています
目標はワニ園➕保護施設をつくること

Twitter、インスタもやっています!

ワニのお話⑥



誰に需要があるか分からないですが

持ってる知識は広めなきゃ!!

ワニ好きがワニの知識、魅力を語ります🐊



前回は鱗の名称ついてお話しました



今回のお話は顔の名称について

お話します。



前回も載せましたがこちらの絵!

旦那ちゃんが描いてくれました!

素晴らしい👏




前回は顔から下の方の名称を話しましたが

今回は顔とお腹側についてまた写真を見ながら

解説いたします


  ​前眼窩隆条



(イリエワニ)


眼の前端から吻の方へ走るうね(ボコボコ)のことを

前眼窩隆条(ぜんがんかりゅうじょう)

という。

必ずしもあるわけじゃなく、

よく発達している種とほぼない種がいます。

イリエワニはよく発達していますが

インドガビアルはほぼありません



(インドガビアル)


  ​間眼窩隆条


(メガネカイマン)


両眼の間にあるうねのことを

間眼窩隆条(かんがんかりゅうじょう)

という。


以前書いたこちらの記事に少し出した名称⬇️


メガネカイマンの名前の由来が間眼窩隆条が

発達していることでメガネをかけているように

見えるからメガネカイマンと呼ばれています👓

ですが、メガネカイマンが特別発達している訳ではなく、カイマン属が比較的発達しています。


(クチヒロカイマン)



  ​吻稜




吻の上面と側面との間にうまれる稜線のことを

吻稜(ふんりょう)という。

コビトカイマンが1番発達しています。

コビトカイマンのかっこいいところですね。

ブラジルカイマンも

よく発達しています

前眼窩隆条と位置が一緒なので

紛らわしいかもしれませんが

吻稜は角ができているようなイメージですね

コビトカイマンでアダルト個体を見て貰えると

1番わかりやすいと思います



  前眼窩平面​


(アメリカワニ)

吻の上部の面を前眼窩平面(ぜんがんかへいめん)

という。


アメリカワニの特徴で前眼窩面が丸く膨らんでいます。

ナイルワニもここが膨らんでいる個体もいます。

ただし大きくなっても膨らんでいない個体もいます


(ナイルワニ、膨らんでいる)



(ナイルワニ、膨らんでいない)


比べてみるとだいぶ顔が違いますね!

ナイルワニは亜種が沢山いるんじゃないか説が

あるのでそういった違いかもしれませんね

他にはモレレットワニ、キューバワニも膨らみます





今回は顔の名称についてまとめて見ました

子供の時の顔と大人の時の顔でも

だいぶ違うのでぜひ検索して

比べてみてください指差し