前回からの続きです。


HLAの上にカムシャフトを取り付けていきます。

内から外へ、均等に締めていきます。




カムプーリーを取り付け、タイミングベルトを張りました。

クランクシャフトを2回転させ、合いマークがあっている事を確認しました。


タペットカバーを取り付けていよいよクランキングです。

シリンダーヘッドをバラす前は、2,3番の圧縮がゼロでしたが果たして…



なんと2,3番はおろか、1,4番も圧縮がゼロになってしまいました…


焦りながらいろいろ調べてみると、HLAを分解して組み付けた際は一晩程時間を置いたほうがいいみたいです。


翌日は仕事だったので、2日後に再びクランキングをしてみました。


祈りながら圧縮をはかります。

1番は分解前の12キロに戻っています!


そして2番…

1番より1キロ程低いですが、圧縮が復活しました!


そして3番です


12.5キロ!!こちらも圧縮が復活しています!


4番も、1番と同様に分解前の12.5キロ程の圧縮がありました。


という事で、ロードスターのエンジン復活です!

休みの日にしか作業が出来ずに1ヶ月程かかってしまいましたが、無事に圧縮が戻って安心しました。


2,3番の圧縮が無かった理由ですが、


・HLAの油圧が抜けてバルブが押し下げられなかった

・バルブがピストンに接触しない程度に押し下げられている状態でHLAが固着してしまった


のでは無いかと思います


とにかく、復活不可能なダメージを負っていなくて良かったです。


今回で圧縮診断は終了です。

さて、次は何をしましょうかね…