今日精神病院に行ってきた。

今日はヒマで、担当医と一時間位話をした。

俺には、放浪癖がある。

今日の医師の話は、現実逃避から始まった。
最近の若い人で鬱病の人は、会社に行きたくないとか、実際行かない。

診断書を会社に提出して、グァム島など海外旅行したりして、会社から解雇されたなんて話も有るらしいです。

しかし、これは鬱病が来る現実逃避で、経験のある人にしかわからない。
はたから見れば、会社をサボって海外旅行している悪い人間なのだ。

しかし、当人は現実逃避しているだけで、何も楽しくない…。

鬱病のこの種の症状がある人は、今の生活から潜在的に逃げて非日常を味わう事で精神のバランスを辛うじて保っている。

その医師が担当した患者の中には、そんな方はザラにいるらしい。

また多重人格も、現実逃避の一つ。
違う人格を作ってそこに逃げ込む。

以前ある主婦が、ある日突然いなくなり2ヶ月後柏崎の旅館で中居さんをしていたなんて事もあったそうだ。

話は色々聞いたが、例をここで書いても…。


私の場合以前から、地方の都市を歩き回るのが好きだ。
その町の昼の顔、夜の顔、路地裏なんか歩き回ったりして、風景や情緒を楽しんでいた。
夜は、歩き回って良さそうなみせを見つけておき、地元の美味しい物を食べる。
幸せを感じていた。

医師の現実逃避の話を聞き、私は大笑いした。
俺の事か?

まー、楽しく診察を受けた。
何か少しわかって、前進した気がした。

現実逃避の最終地点は、自殺である。
現実からの完全なる逃避。
悲しいかぎりである。

その人数が、交通事故て亡くなる方の三倍いると言うのだから…。

まー、鬱病ネタを書き続けても、キリがない。

まだまだ多くの経験をして行く事になるだろう…。