「◯◯君、人には細い血管でも打ってやれるのに自分には血管がなくて打てないってこの世の中どうなってるんだろうな?」って言われて俺は返事が出来なかった。

 

この人はホント細い血管でも入れてしまう。

 

手先もすごく器用なんだなと思う。

 

ここのマンションには自動の麻雀台があって今日はみんな集まって麻雀が行われる日。

 

覚せい剤もぶち込み放題。

 

先週用事があってここのマンションに寄った時は1人の人が横になって腕を上に上げてぶち込んでもらってる瞬間だった笑。

 

俺は麻雀やらないのでタイミング見てそろそろ帰ろうと思ってた矢先玄関の呼び鈴が鳴ったのでモニターを見ると、あの先日会った傲慢な札束女じゃね~かって思って知人に「◯◯さん来てますけど今日来る予定だったんですか?」って聞くと、

 

「いや、そんな約束してない」と。

 

札束女が来るならさっさと帰ってたのにと内心思いつつドアを開けるとすごい勢いで上がり込んできた。

 

「兄さん、兄さん、これテストしてみて!」と。

 

よく見ると数グラムくらいあるパケを持っている。

 

札束女はそのパケの中に入ってる覚醒剤をこれまた自前した注射器にメモリで30詰めだした。

 

そして俺には水を買ってくるように指示。

 

水道水ではダメなのかと思ってると水道水だと胃に虫がすみつくからダメだと言っていた。

 

意味不明だけど突っ込んで話してもめんどくさいのでとりあえず自販機で水を買って来た。

 

「兄さん30で良いでしょ!」って言ったら知人が、

 

「そんなんいらんわ!わし殺す気かい!」と。

 

札束女はしぶしぶメモリ20にして水を吸い上げようとしたら知人に「アホか!そんなんいらんわ!」と言ってメモリ10まで覚醒剤の量を減らした。

 

この人はいつも1回にこれくらいの量しかやらないのを俺は知っている。

 

その後札束女が注射器を突き立てる事になるんだけど血管にはぶち込めなかった。

 

俺には知人の腕を持っとけとか血管が走ってるところを指で謎って教えてくれとかもうムチャクチャ。

 

終いには俺に注射器を渡してきて俺にぶちこませようとしてくる始末。

 

最後はこれから用事があるらしく出て行ってしまった。

 

知人は何とか自分でぶちこむと10秒くらいで吐きそうになってしまったから「大丈夫ですか?」と聞くと、

 

「これは合成や!」と一言。

 

俺もこれ以上は突っ込まなかった。

 

その後札束女から電話があり「兄さんどうですか?」と。

 

知人は「これは悪くないぞ!」と言って俺にニヤっと笑いかけてきた。

 

 

彦根拘置支所。検察庁とくっついてる。拘置されてる人もほとんどいないんじゃないのかって思うくらい小さかった。

 

 

彦根拘置支所の目の前には彦根城がある。

 

 

 

やはり夜の繁華街はムシがわく。いつになったらムシがわく事が無くなるのやら・・・。